この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
さらに近くてもっと甘い
第3章 喧嘩するほど?
「乱暴……」
鈴のなるような声。
顔を歪ませた光瑠は至近距離で真希を見つめる。
「何が乱暴なんだ…っ」
「だって…閉じ込めるだけじゃなくて縛るだなんて…」
「俺がお前に怪我をさせるわけがないだろうがっ…」
そもそも、外で怪我をされたら気が気じゃないから閉じ込めたいのだ。
「縛るとしても緩くだ」
「それじゃあ縛る意味ないじゃないですか…」
ムッとしていた真希がクスクスと笑うのを見て、光瑠は俯いて激しく自分の頭を掻いた。
違うっ……
違う違う違うっ…!!
「俺が言いたいのはそういうことじゃないっ!!」
「なんですか突然…」