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さらに近くてもっと甘い
第3章 喧嘩するほど?
「光瑠さん、いつも変ですけど、今日はもっと変です」
そう言いながら、ボサボサに乱れた光瑠の髪を真希が整える。
「いつも変って──」
「もぉ…本当にうるさいです…」
「────…っ」
言葉を遮られた光瑠は、突然の妻からの口付けに目を見開く。
触れるだけのキスを落とした真希は、顔を真っ赤にさせて離れる。
「……光瑠さんは何をそんなに心配してるんですかっ…」
照れている真希の姿に胸が高鳴って仕方がない。
愛らしくて
愛おしくて……
「私だって、この子の事、大事に思ってます…
だって大好きな光瑠さんとの子ですしっ…」
「っ……」
大好きと言われて喜ぶ
光瑠は未だ単純な男である。