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第9章 筆責め

恥じらいに真奈が「ゃん」と答えると同時だった。

乳首に何かが触れたかと思った瞬間粟立ちが全身をほとばしる。



「はっああっあっ」

手首が持ち上げられて露になった胸のその頂きを何かが蠢く。


さわさわ、さわさわとまるで何千本もある細く柔らかい触手が執拗に乳首とその周りを責めている。



それが何なのかが分からずに余計に興奮は増す。

くすぐったいと気持ち良いの間で、正直どちらが勝っているのかも分からない。



ただ、真奈は身を捩りながら吐息を漏らす。


身が何度も細かい痙攣のような震えを引き起こす。

その姿につい圭吾の笑った声が漏れ出た。



「くすぐったい？……それとも気持ち良いかい？」


そのどちらと答えたら、この責めは止むのか。