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【R-34】
第12章 『不知夜月』
いや、だからそれは夢だと慌てて自身に言い聞かしたが、その火照りは嫌な汗へと変化していく。
熱に浮かされて、この決して漏らしてはいけない想いを口にしてはいなかったか。
彼女にだけは、絶対に知られてはなるまい。
圭吾は彼女を起こさないようにと気を付けながら身を起こす。
熱は下がったらしかったが、パジャマが嫌な汗でベットリと張り付いていた。
その不快を取り除くのと、思考力の低下した頭を覚ますためにシャワーを浴びにベッドから静かに降りた。
圭吾がシャワーを浴び着替えて出てきたときには既に、明かりは灯されカーテンも閉じられていた。
『すみません、私も寝ちゃいました』
恥じらいながら笑う部下に、これ以上傍にいてはいけないと圭吾の中に警告音が響く。
テーブルに並べられた料理。
熱に浮かされて、この決して漏らしてはいけない想いを口にしてはいなかったか。
彼女にだけは、絶対に知られてはなるまい。
圭吾は彼女を起こさないようにと気を付けながら身を起こす。
熱は下がったらしかったが、パジャマが嫌な汗でベットリと張り付いていた。
その不快を取り除くのと、思考力の低下した頭を覚ますためにシャワーを浴びにベッドから静かに降りた。
圭吾がシャワーを浴び着替えて出てきたときには既に、明かりは灯されカーテンも閉じられていた。
『すみません、私も寝ちゃいました』
恥じらいながら笑う部下に、これ以上傍にいてはいけないと圭吾の中に警告音が響く。
テーブルに並べられた料理。