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【R-34】
第13章 お仕置き
「お仕置きと言っても、そんな傷付けるとか痛いとかそんなんじゃないから、安心して」

真奈の固い表情に圭吾はクスリと笑いを見せる。


「……でも、圭吾さん……」

シーっと真奈の不安を飛ばすように、息を彼女の耳に吹き掛ける。


「大丈夫。真奈、君はただ、気持ち良くなれば良いだけだから。ね?信じて」


圭吾の甘い囁きが真奈の思考力を発動させない。

「まずは、後ろ向いて」


言われるがまま。



これから行うお仕置きに興奮すらしてしまう。

背中でガサガサと音がし、真奈は肩越しに盗み見た。


……ガムテープ?

例の青いビニール袋から取り出されたのは赤いボンデージテープだった。


真奈はまだそれのそれの実物は見たことが無かった。

粘着力は無いがテープの重なった部分は摩擦が生じてくっついて離れない。




幅もガムテープのように太さがあるからこれなら真奈を傷付けることもないと、圭吾が選んだ拘束テープ。
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