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【R-34】
第13章 お仕置き
はあはあと荒い呼吸の真奈。

彼女のその唇を圭吾は親指で拭った。


そしてついでの軽いキスを一つ落とす。


「真奈はね、ただここに座っていれば良いから」

そう言って、圭吾がロールに巻かれたバスタオルの上に騎乗位のようにして座らせる。




「圭吾さん……あの……」

「……真奈、違うだろ」


厳しい口調に肩がびくんと跳ねる。


「ご主人様、やっぱりお仕置きは、ダメ……」

「真奈?君にそれを決める権利なんて無いんだよ。大丈夫。全て俺に身を任せて。ただ感じていれば良い。ね?」


最初はきっぱりと。それをフォローするように甘く言葉を続ける圭吾に、もう真奈も従うしかなかった。


「……はい。ご主人様……お仕置きを……」

言葉が詰まる。



お仕置きを、その後に続く行為を分かっていながら、それを求める言葉を自身が言わなくてはいけないなんて……。
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