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溢れる好きと君へのキス
第4章 ****
「てめえいい度胸してんな!これがお前のあれか?昼間のやつじゃねえか、ヘナヘナしやがって!顔忘れねえからな、わかってんのか?」
「先刻はどうも。すぐに出ますしどうか近所迷惑になるような声はお控えいただけますか?」
「てめえ調子乗ってんのか?」
「ドアも開けたままですのでどうかお静かに」
「ツラツラ喋ってんじゃねえよクソ!」
このままこいつ殴る気だ。なんとなくわかった。思わずその場にあったぬいぐるみを投げつけてしまった。
「おい、なめてんのかお前」
「いや…ごめんなさい!」
体の向きを変えて私の方をみた粉吹木は一歩一歩私に近づいてきた。
「こいつの目の前で犯しーー」
目前の大きな体が宙に少し浮いたと思ったら一気に床に叩きつけられる。
ぼーっと倒れる男を見ていると松野さんに早くしろ、と手を引かれて家をでた。私の手からスーツケースを奪った松野さんは足が痛くなるほどの早歩きで歩いて、駅前で止まった。
「先刻はどうも。すぐに出ますしどうか近所迷惑になるような声はお控えいただけますか?」
「てめえ調子乗ってんのか?」
「ドアも開けたままですのでどうかお静かに」
「ツラツラ喋ってんじゃねえよクソ!」
このままこいつ殴る気だ。なんとなくわかった。思わずその場にあったぬいぐるみを投げつけてしまった。
「おい、なめてんのかお前」
「いや…ごめんなさい!」
体の向きを変えて私の方をみた粉吹木は一歩一歩私に近づいてきた。
「こいつの目の前で犯しーー」
目前の大きな体が宙に少し浮いたと思ったら一気に床に叩きつけられる。
ぼーっと倒れる男を見ていると松野さんに早くしろ、と手を引かれて家をでた。私の手からスーツケースを奪った松野さんは足が痛くなるほどの早歩きで歩いて、駅前で止まった。