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未来なんていらない
第4章 4
『で?その水上尊となにがあったの?』
『なにって・・・』
口ごもる私をじっと見つめる沙希がこわいよぉ
『金曜の夜たまたまいつものバーで会って、ちょっと話したの』
『それで?』
『私は同じ会社だとか全然知らなくて』
『うん』
『そしたら今朝同じプロジェクトに参加する営業の人って部長から紹介された』
『で?』
『で?・・・』
言えない
言えない
言えるわけがない
金曜のことも
資料室のことも
いえないよ~・・・
『い・い・な・さ・い~』
こわいよ、沙希ちゃん・・
『ミーティング終わった後に水上尊がこの前はどーもっていいだして』
『うんうん』
『そしたら話が変なことになっちゃって』
『うん?』
プロジェクト成功させるまでにおとすっていわれた・・・』
そこまでいってちらりと沙希をのぞけば
目をまん丸にしてこっちを凝視している
『はあぁ?!』
一瞬の間があって沙希が叫んだ
『なにって・・・』
口ごもる私をじっと見つめる沙希がこわいよぉ
『金曜の夜たまたまいつものバーで会って、ちょっと話したの』
『それで?』
『私は同じ会社だとか全然知らなくて』
『うん』
『そしたら今朝同じプロジェクトに参加する営業の人って部長から紹介された』
『で?』
『で?・・・』
言えない
言えない
言えるわけがない
金曜のことも
資料室のことも
いえないよ~・・・
『い・い・な・さ・い~』
こわいよ、沙希ちゃん・・
『ミーティング終わった後に水上尊がこの前はどーもっていいだして』
『うんうん』
『そしたら話が変なことになっちゃって』
『うん?』
プロジェクト成功させるまでにおとすっていわれた・・・』
そこまでいってちらりと沙希をのぞけば
目をまん丸にしてこっちを凝視している
『はあぁ?!』
一瞬の間があって沙希が叫んだ