この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
キミの体温 ボクの吐息
第5章 距
長細い棒状のクリスタルのキーホルダーに部屋の鍵がついたものを
無造作にテーブルに置きっぱなしにしていた。
「そうだけど」
「お差支えなければ、ですが。
お出しするはずだったお料理をお部屋までお持ちしましょうか?」
「え?」
「当店はもうすぐ閉店となりますが、お部屋にルームサービスとして
お持ちする事は可能でございます」
「・・・・ありがたいけど。少し待ってくれるかな?」
「かしこまりました」
一流ホテルさながらに、すっとウェイターは俺たちの前から消えた。
「白石、ココに来てくれたって事は、俺と付き合ってくれるって事でいいんだよな?」
「・・・もちろん、そのつもりよ」
一瞬間をおいて、はっきりとそう言った。
「このまま部屋に連れて行きたい。
一緒に食事をして、明日の朝一緒に目覚めたい」
「・・・・」
「それは可能?」
「ええ」
はにかむようにして笑ったその顔に自信がわいてくる。
「分かった。料理を運んでもらおう」
そう言ってキスをする俺たちを見て
ウェイターがほほ笑んで料理をルームサービスに切り替える手はずをシェフに指示した。
無造作にテーブルに置きっぱなしにしていた。
「そうだけど」
「お差支えなければ、ですが。
お出しするはずだったお料理をお部屋までお持ちしましょうか?」
「え?」
「当店はもうすぐ閉店となりますが、お部屋にルームサービスとして
お持ちする事は可能でございます」
「・・・・ありがたいけど。少し待ってくれるかな?」
「かしこまりました」
一流ホテルさながらに、すっとウェイターは俺たちの前から消えた。
「白石、ココに来てくれたって事は、俺と付き合ってくれるって事でいいんだよな?」
「・・・もちろん、そのつもりよ」
一瞬間をおいて、はっきりとそう言った。
「このまま部屋に連れて行きたい。
一緒に食事をして、明日の朝一緒に目覚めたい」
「・・・・」
「それは可能?」
「ええ」
はにかむようにして笑ったその顔に自信がわいてくる。
「分かった。料理を運んでもらおう」
そう言ってキスをする俺たちを見て
ウェイターがほほ笑んで料理をルームサービスに切り替える手はずをシェフに指示した。