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キミの体温 ボクの吐息
第1章 ふ
白石とこんな場所で会うとは思わなかった。
「新田くん?」
同じ会社と言っても何千人といる。
横のつながりなんて同じ部に入るか、同じ仕事をしない限りほぼない。
白石の事は、同じ本社勤務で名前はかろうじて知っていたが
挨拶程度の仲だ。
でも・・・
派手じゃない白石と、まさかベイサイドで会うとは思わなかった。
お互いにビックリしている時に俺が呼んでもらったタクシーが来て
「新田くん、乗る?」
なんて聞く。
「白石、ココ初めて?」
マルボロをもみ消して笑いながらそういえば
ココに白石が初めてだった事に少しほっとする俺がいて。
「な、なんで分かるの?」
「ココね、普段はタクシーが通らない場所なんだよ」
「う、うん」
「だから、タクシーに乗りたいヤツはフロントで呼んでもらうんだ」
「え・・・」
「これは俺が呼んだ車。乗れよ。送る」
白石は、あぁそうなのね。と言いながら
俺に促されてタクシーに乗り込んだ。
「新田くん?」
同じ会社と言っても何千人といる。
横のつながりなんて同じ部に入るか、同じ仕事をしない限りほぼない。
白石の事は、同じ本社勤務で名前はかろうじて知っていたが
挨拶程度の仲だ。
でも・・・
派手じゃない白石と、まさかベイサイドで会うとは思わなかった。
お互いにビックリしている時に俺が呼んでもらったタクシーが来て
「新田くん、乗る?」
なんて聞く。
「白石、ココ初めて?」
マルボロをもみ消して笑いながらそういえば
ココに白石が初めてだった事に少しほっとする俺がいて。
「な、なんで分かるの?」
「ココね、普段はタクシーが通らない場所なんだよ」
「う、うん」
「だから、タクシーに乗りたいヤツはフロントで呼んでもらうんだ」
「え・・・」
「これは俺が呼んだ車。乗れよ。送る」
白石は、あぁそうなのね。と言いながら
俺に促されてタクシーに乗り込んだ。