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愛しい記憶
第9章 初恋(回顧)
くちゅくちゅ…と、先端から液が漏れ出している。
何やってんだっ……俺…っ
明らかにおかしいこの状況。
人の絡み合いを盗み聞きしながら、自分のをいじっているだけでも異常なのに、
その相手は血の繋がった姉だ──…
異常だ…狂ってる…っ
分かっているのに、しごく手が止まらない。
「ぁっ……」
「っ……ねーちゃんっ…」
今、一体何をされて…
どんな表情で…
そんな声を上げているのか──…
「つっ……っ」
いつにない勢いで飛び出した精液。
ドクドクと、脈打ちながらいつも以上の量に、俺は顔を歪ませた。
しばらくして、ティッシュでそれを拭った。