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愛しい記憶
第9章 初恋(回顧)
「楓、手、付いて」
「えっ……」
楓は俺の要求に戸惑いながら、その潤んだ目で見つめてきた。
「こっ…ここに…?」
「そう」
「でもっ…隣にお姉さんがっ…」
「いいから」
俺と姉ちゃんの部屋を隔てる一枚の壁。
楓はそこに手を付くと、困惑しながら振り返った。
「ぁっ…」
「っ……」
腰を掴んでナカに入れ込む。
自分でするのとはまるで違う。
片手で自分の口を抑えた楓の腕を、俺は背後から引っ張った。
「あぁっ…だっ…やっ…」
「声…我慢すんなよっ……」
「でもっ…アッん…ゃっ…」