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愛しい記憶
第10章 愛堕(回顧)
酔っ払っているのか、ゲラゲラとその下品な笑い声を寝静まる夜に響かせている。
気分が悪くなって、早足でその前を通り過ぎようとしたら、聞き覚えのある声がして俺は立ち止まった。
「やめてください……」
いくら辺りが暗くて、顔が見えなくてもその声は聞き間違えない。
「この子、俺たちの代の生徒会長やってた眞美ちゃんじゃない??」
「え!まじじゃん!」
ゲラゲラと笑っていた男たちは、おーー!!と声を上げて、困っている姉ちゃんの手首を掴む。
「同級生なんだし、ちょっと遊ぼうよ」
「いやっ……」
「やばい!ちょー肌すべすべ!」
「触んないで……っ」