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愛しい記憶
第10章 愛堕(回顧)


「もちろん友也だけど…っ…あっ…」



「なんか言わせたみたいでヤダ」



「そんなっ……ことないっ……んん──」



唇を合わせてよがる姉ちゃんの顔を俺は鏡で確認した。



よそ行きのニット。



その端を持って、脱がそうとすると姉ちゃんは素直に腕を上にあげた。



初めて見た紺地に白いレースのブラジャー。


胸元にキラリと光るチャームを見つけて、触れると、その上の肌にキスを落とす。




「……んっ……」



「この下着、初めて見た……」



「………うん…最近買った」



「へぇ……」





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