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愛しい記憶
第10章 愛堕(回顧)
ゆらゆらと揺れるチャームに惑わされる。
なんとなく、もう少しその下着を着けている姉ちゃんを見てたくて、ホックを外さないまま、鎖骨に舌を這わせた。
「やっぱ…この下着……好きっ…?」
「………どういう意味?」
「友也が好きそうだなって…あっ……そう思ったから買ったんだけど……んんっ…」
姉ちゃんの言葉に俺は動きを止めて顔を上げた。
白い頬はすでにもう上気していて紅い。
堪らなくなって、俺はトロンとした目で見つめてくる姉ちゃんをギュッと抱き締めた。
「好き……」
「やっぱり…?」
「……うん」