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愛しい記憶
第6章 水
「マミは……?」
「え……?」
両肩を押して、マミを押し倒す。
「楓が俺のこと“相当好き”だとしたら…」
上から、マミを見下ろす。
「マミは……俺のことどう思ってんの…?」
強い眼差しを送る。
そして、真顔だったマミは、ゆっくりと微笑んで、腕を俺の首に回して身体を引き付けた。
「楓ちゃんの気持ちと私の気持ちじゃ……」
「────…」
「全然次元が違う……」
至近距離で呟かれて、トクンと心臓が跳ねる。
分かってるくせに──
そう言って、マミは俺の唇を塞いだ。
「っ……マミ…」
そのまま、その日は一日中ひたすらにマミの事を抱きまくった。