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愛しい記憶
第6章 水
ごめん…と言葉を続けた悠人。
「そんな強く叩いたわけじゃなかったんだけど…」
「いや…大丈夫」
ぼんやりしてた自分がいけない。
振り返ると、案の定マミは姿を消していた。
「大丈夫か…?」
辺りを見回すがやはりどこにもマミはいない。
「友也…?」
「あ、ああ」
何とか心を落ち着けて、悠人を見ると心配そうにじっと俺のことを見ていた。
「お前、くますげぇよ…」
「……寝不足なんだよ」
「何だよ、なんか徹夜でやらなきゃいけないことでもあんのか…?」
「そうじゃない…けど…」