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緑に睡る 〜運命の森〜
第2章 第二の男
十市の雄蕊は半ばまで紳一郎の体内に埋め込まれた。
「…ああ…っ…くる…し…」
肩で息をしながら十市の男根を受け入れようとする紳一郎の貌は苦しげに歪みながらも禍々しいほどの湿った色香に塗れていた。
「…ゆっくり腰を下ろして…坊ちゃん…あと少しだ…」
十市の低く深い声も欲情の色を帯びてくる。
じわりじわりと肉環を押し広げるように侵入してくる男の牡に思わず甲高い悲鳴を上げる。
しかし紳一郎の身体は健気に…そして絡め取るように牡を受け入れ、とうとう十市の濃い茂みに覆われた根元と紳一郎の限界まで押し広がった淫孔とがしっかりと合わさった。
「ああ…挿った…お前の…」
息を喘がせながら目を細める。
「…ああ。そうだ、坊ちゃん…。あんたの中に…俺がいる…」
十市の濃いアメジスト色の瞳が優しく微笑む。
「…うれし…い…」
紳一郎の白い身体は今やしっとりと汗ばみ、桜色に染まり匂い立つかのようだった。
漆黒の髪が乱れて貌に落ちかかり、その唇は紅い茱萸のように色づき唾液で濡れそぼり輝いていた。
胸に浮かぶ二つの可憐な突起は、先ほど十市が濃厚に愛撫したために腫れ上がり、淫らな朱に色を変えていた。
ほっそりとした腰…下腹部は薄い下草に覆われ、その下には健気に兆した薄桃色の若茎が揺れていた…。
余りにも美しく、そして淫らな姿に十市は息を飲んだ。
…紳一郎は日に日に淫蕩に艶かしく変化する。
氷のように端麗に整った仮面の下にはまるで高級娼婦のように男を虜にし、狂わす色香が溢れているのを十市は感じ取っていた。
…そして、紳一郎の内側に秘めたある恐れと戸惑いと…欲望をも…。
「…坊ちゃん…。自分で動いてみろ…」
優しく指を絡めながらも十市は非情に命ずる。
…紳一郎の長い睫毛が震えた。
「…十市…」
「…ああ…っ…くる…し…」
肩で息をしながら十市の男根を受け入れようとする紳一郎の貌は苦しげに歪みながらも禍々しいほどの湿った色香に塗れていた。
「…ゆっくり腰を下ろして…坊ちゃん…あと少しだ…」
十市の低く深い声も欲情の色を帯びてくる。
じわりじわりと肉環を押し広げるように侵入してくる男の牡に思わず甲高い悲鳴を上げる。
しかし紳一郎の身体は健気に…そして絡め取るように牡を受け入れ、とうとう十市の濃い茂みに覆われた根元と紳一郎の限界まで押し広がった淫孔とがしっかりと合わさった。
「ああ…挿った…お前の…」
息を喘がせながら目を細める。
「…ああ。そうだ、坊ちゃん…。あんたの中に…俺がいる…」
十市の濃いアメジスト色の瞳が優しく微笑む。
「…うれし…い…」
紳一郎の白い身体は今やしっとりと汗ばみ、桜色に染まり匂い立つかのようだった。
漆黒の髪が乱れて貌に落ちかかり、その唇は紅い茱萸のように色づき唾液で濡れそぼり輝いていた。
胸に浮かぶ二つの可憐な突起は、先ほど十市が濃厚に愛撫したために腫れ上がり、淫らな朱に色を変えていた。
ほっそりとした腰…下腹部は薄い下草に覆われ、その下には健気に兆した薄桃色の若茎が揺れていた…。
余りにも美しく、そして淫らな姿に十市は息を飲んだ。
…紳一郎は日に日に淫蕩に艶かしく変化する。
氷のように端麗に整った仮面の下にはまるで高級娼婦のように男を虜にし、狂わす色香が溢れているのを十市は感じ取っていた。
…そして、紳一郎の内側に秘めたある恐れと戸惑いと…欲望をも…。
「…坊ちゃん…。自分で動いてみろ…」
優しく指を絡めながらも十市は非情に命ずる。
…紳一郎の長い睫毛が震えた。
「…十市…」