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Beloved
第4章 甘美な魅力

ゆっくりと、彼が私の方に向かってくる。

「いやよ、来ないで!
 それ以上近づいたら気が変になりそう!」

私はドアにピッタリと張り付いて怯えていた。

「気が変になりそう?

 僕のことが愛おしすぎて?」

彼はとても哀しそうな瞳をして私を見つめる。

「なに…なにを言ってるの?

 貴方と私は今日!初めて会ったのよ。
 愛おしいわけがないわ!」

私は彼の瞳を跳ね返すような強い眼差しで見返す。


「ちがうだろ。

 初めてじゃない。だから君はその証拠に
 怯えている。」

沙羅はなにも言えずに立ち尽くした。

「怖がらないで

 僕のことを想いだしてほしい。」

その瞬間、彼は私のすぐ目の前にいた。

「いやぁあぁ!魔物よ!触らないで‥お願い恐いの…」

沙羅が涙を零すと、少年は熱い舌で涙を拭う。

「ゃ‥だ…ヒック…」

少年は愛おしそうに沙羅の耳を愛撫する。

「ん‥!ぁ‥あぁ」

沙羅の声に興奮した少年は、みるみる内に
目が赤くなり、牙をはやす。

「…!貴方‥あの時の…」

「あの時‥?記憶を取り戻すのが早いな。」

少年は沙羅を抱き抱えると、ゆっくりとベッドに寝かせた。
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