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Beloved
第3章 クラスメイト
「ちょっと沙羅あれって…!」
ゆみの焦り声に沙羅は顔をあげた。
「ちょっとちょっとかなりのイケメン君じゃない!
あんなに綺麗な男なんて、まるで獣みたい♥」
はい?
沙羅は目が点となり、放心状態。
「な、なに言ってるの!
赤い‥目が赤いのよ?
彼は、この世の者ではないわ!」
この世の者ではない…
自分で口にしていながら、沙羅は身を震わせる。
「なに言ってるのよ! はこっちのセリフよ!
目なんか赤くないし、どう見たって
普通の人間じゃない。」
「そんなわけ‥」
沙羅はもう一度、彼の方を見た。