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SEXYSIX~60日の合体合宿~
第2章 集結
「応募要項の段階で、まず60日間の合宿をしてもらうことは書いてあったわよね。荷物は持って来た?ここで合宿するのよ」
「ここで……?ここそんなに部屋あるんですか?」
「そう。えぇと、シュウくんよね?ここにはレッスンルームまで完備しています。なので合宿中はすべてこの一室で過ごしてもらいます。もちろん部屋は一人ひとり完備してあるわ。かなり広いのよ、あとでみんな案内するわね」
鈴木田秋(シュウ)、長髪茶髪でチャラ目な青い眼の合格者。この中では最も物怖じしないタイプだ。
「食事も管理されたものが出て、食堂で食べる。それ以外は口にしてはならない。……この合宿の費用は無料、そして2ヶ月で百万円の報酬が与えられるということは把握しているな?」
一同、頷く。その好待遇に不安がなかったわけではないが、難関である大手事務所のオーディションをくぐり抜けたのだからこのぐらい貰えるものなのかもしれない、とあまり気にせず浮ついた気持ちで集まっていた。
「合格通知のメールに添付してあった契約書に書かれていた通り、合宿終了後にはCDデビューと映画主演が約束されています。この6人で……『SEXYSIX』というこのグループ全員でのデビューよ」
「アイドルグループではあるが、男女どちらもヌードにもなってもらうし濡れ場も演じてもらう」
瀬野の唐突な言葉に、驚きを隠せない表情が揃う。
「隠密な話だが、SEXYSIXは政府も関わっているセックス活性のための少子化プロジェクトだ」
ええっ!?何それ……どういうこと……?とざわつきが広がる。
「ここで……?ここそんなに部屋あるんですか?」
「そう。えぇと、シュウくんよね?ここにはレッスンルームまで完備しています。なので合宿中はすべてこの一室で過ごしてもらいます。もちろん部屋は一人ひとり完備してあるわ。かなり広いのよ、あとでみんな案内するわね」
鈴木田秋(シュウ)、長髪茶髪でチャラ目な青い眼の合格者。この中では最も物怖じしないタイプだ。
「食事も管理されたものが出て、食堂で食べる。それ以外は口にしてはならない。……この合宿の費用は無料、そして2ヶ月で百万円の報酬が与えられるということは把握しているな?」
一同、頷く。その好待遇に不安がなかったわけではないが、難関である大手事務所のオーディションをくぐり抜けたのだからこのぐらい貰えるものなのかもしれない、とあまり気にせず浮ついた気持ちで集まっていた。
「合格通知のメールに添付してあった契約書に書かれていた通り、合宿終了後にはCDデビューと映画主演が約束されています。この6人で……『SEXYSIX』というこのグループ全員でのデビューよ」
「アイドルグループではあるが、男女どちらもヌードにもなってもらうし濡れ場も演じてもらう」
瀬野の唐突な言葉に、驚きを隠せない表情が揃う。
「隠密な話だが、SEXYSIXは政府も関わっているセックス活性のための少子化プロジェクトだ」
ええっ!?何それ……どういうこと……?とざわつきが広がる。