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飴色トライアングル【完結】
第11章 歩きだした美緒─ 応援してやらなきゃ。
◆◇◆
「進藤、一杯やってくか?」
「あ、いや!今日は帰るわ」
「なんだよ、最近付き合い悪りぃ~な」
悪い!
せっかく誘ってもらったけど
夕べ遅かったから今日は早く帰らなきゃ
同僚と別れ家路を急いだ。
駅構内を歩いている時だった…
「…進、藤さん?」ん?
自分が呼ばれたんだと思い、声のした方に眼を向けると─そこには見覚えのない女性!
俺じゃ無かったか!
進藤なんてどこにでもある名字だからな。
でも、ん?…
その女性が真っ直ぐにこちらに歩いてくる。
え、俺の事?
「こんばんは、進藤…さんですよね?」
「そ、そうですけど」
誰だっけ?
記憶を必死に辿るけどイマイチ思い出せなかった…
「ごめんなさい覚えてないですよね?私、美緒先輩と同じ会社だった。後輩の中山千秋といいます」
美緒?…同じ会社って
あ~そう言えば…
美緒と居酒屋で会ったとき一緒にいた娘かも。
「よくわかったね」
「はぃ!進藤さんカッコいいから忘れませんよ」
キャハ
クスッ─元気で可愛らしい子だな!
確か帰り際、妹の彼氏だって美緒が言ったから覚えてたのかな?
こんな形で美緒の知り合いに会うとは…
そうだ!それなら…それとなく聞いてみようか?
「あのさ、美緒ちゃんって…「進藤さん!美緒先輩と連絡取ってます?」
え?
俺の質問は遮られ、代わりにドキッとするような質問を返され言葉に詰まった。
この娘は俺と美緒の関係を知ってるんだろうか?
知らなきゃ俺にそんな質問はしないよな!
でも…もし違ったら
何て言ったらいい?
うっかり下手なこを言うと墓穴を掘るかもしれないし─ここは無難に…
「進藤、一杯やってくか?」
「あ、いや!今日は帰るわ」
「なんだよ、最近付き合い悪りぃ~な」
悪い!
せっかく誘ってもらったけど
夕べ遅かったから今日は早く帰らなきゃ
同僚と別れ家路を急いだ。
駅構内を歩いている時だった…
「…進、藤さん?」ん?
自分が呼ばれたんだと思い、声のした方に眼を向けると─そこには見覚えのない女性!
俺じゃ無かったか!
進藤なんてどこにでもある名字だからな。
でも、ん?…
その女性が真っ直ぐにこちらに歩いてくる。
え、俺の事?
「こんばんは、進藤…さんですよね?」
「そ、そうですけど」
誰だっけ?
記憶を必死に辿るけどイマイチ思い出せなかった…
「ごめんなさい覚えてないですよね?私、美緒先輩と同じ会社だった。後輩の中山千秋といいます」
美緒?…同じ会社って
あ~そう言えば…
美緒と居酒屋で会ったとき一緒にいた娘かも。
「よくわかったね」
「はぃ!進藤さんカッコいいから忘れませんよ」
キャハ
クスッ─元気で可愛らしい子だな!
確か帰り際、妹の彼氏だって美緒が言ったから覚えてたのかな?
こんな形で美緒の知り合いに会うとは…
そうだ!それなら…それとなく聞いてみようか?
「あのさ、美緒ちゃんって…「進藤さん!美緒先輩と連絡取ってます?」
え?
俺の質問は遮られ、代わりにドキッとするような質問を返され言葉に詰まった。
この娘は俺と美緒の関係を知ってるんだろうか?
知らなきゃ俺にそんな質問はしないよな!
でも…もし違ったら
何て言ったらいい?
うっかり下手なこを言うと墓穴を掘るかもしれないし─ここは無難に…