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飴色トライアングル【完結】
第15章 嬉しさと不安と…
──//
ガチャ。
「ヒデ~」あれ、電話?
シャワーを浴びて部屋に戻るとヒデは電話中だった。
「アハハ、大丈夫だって」──誰だろ?
大声で笑ったりしてずいぶん楽しそうだけど。
「あ、今、戻って来たよ…」
私の事?
戻ってきたらマズかったってこと?
もしかして私がいじけて部屋を飛び出したから、それを誰かと笑ってたの?
アハハ
「心配性だな大丈夫だって…ちょっと待って」
「美緒、電話」え?─
ヒデが自分の携帯を私に差し出してくる。
私に代われって言うの?
ブンブン
やだよ!
「いいからほら、早く」
何で私が出なきゃいけないの。
「美緒…大丈夫だから、出てみな」
ヒデが無理やり私に押し付けるから─
仕方なく携帯を耳に当てた。
「…もし、もし…」
〝……ぁ、お姉ちゃん?〟
え?─由美なの?
電話の相手は由美だった。
なんで?─
由美とヒデは…終わったんだよね?
訳がわからずヒデに視線を移した。
すると…小さな声で
〝俺が美緒に会いに行くって言ったから心配してたらしいよ!うまくいったのか!って電話が来てさ〟
そうだったの?
私はてっきり──
もしかして由美はまだヒデの事を想ってるのかと─
「由美が美緒と話したいってさ」
え、う、うん!
そうだね、私も気になってる事を聞かなきゃ
ふぅ~「…由美?…」
〝お姉ちゃん、元気だった?〟
「う、うん元気だよ、あの…私」
〝英昭さんと上手くいったみたいで良かった!〟
由美の優しい声にホッとする。
「…あの、由美?…好きな人が出来たって」
それは本当なの?
私に気を使ってとか、もしそうなら
私は…どうすればいい?
ガチャ。
「ヒデ~」あれ、電話?
シャワーを浴びて部屋に戻るとヒデは電話中だった。
「アハハ、大丈夫だって」──誰だろ?
大声で笑ったりしてずいぶん楽しそうだけど。
「あ、今、戻って来たよ…」
私の事?
戻ってきたらマズかったってこと?
もしかして私がいじけて部屋を飛び出したから、それを誰かと笑ってたの?
アハハ
「心配性だな大丈夫だって…ちょっと待って」
「美緒、電話」え?─
ヒデが自分の携帯を私に差し出してくる。
私に代われって言うの?
ブンブン
やだよ!
「いいからほら、早く」
何で私が出なきゃいけないの。
「美緒…大丈夫だから、出てみな」
ヒデが無理やり私に押し付けるから─
仕方なく携帯を耳に当てた。
「…もし、もし…」
〝……ぁ、お姉ちゃん?〟
え?─由美なの?
電話の相手は由美だった。
なんで?─
由美とヒデは…終わったんだよね?
訳がわからずヒデに視線を移した。
すると…小さな声で
〝俺が美緒に会いに行くって言ったから心配してたらしいよ!うまくいったのか!って電話が来てさ〟
そうだったの?
私はてっきり──
もしかして由美はまだヒデの事を想ってるのかと─
「由美が美緒と話したいってさ」
え、う、うん!
そうだね、私も気になってる事を聞かなきゃ
ふぅ~「…由美?…」
〝お姉ちゃん、元気だった?〟
「う、うん元気だよ、あの…私」
〝英昭さんと上手くいったみたいで良かった!〟
由美の優しい声にホッとする。
「…あの、由美?…好きな人が出来たって」
それは本当なの?
私に気を使ってとか、もしそうなら
私は…どうすればいい?