この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
飴色トライアングル【完結】
第16章 彼のために出来ること

結局、その後2時間もヒデは眠ったまま。

なんだお風呂入れたじゃない!
時間は充分だったのに…

ま~いっか朝入れば─
スマホを持って布団でゴロゴロしながらヒデの寝息を聞いてたら私も眠くなってきた。

いつの間にかウトウト………

〝…ん?、あっ!やべっ/あれ?…あ、美緒?〟

〝…美緒?〟ん?
ヒデに呼ばれたような気がして目が覚めた。

「……え、あ、ヒデ、起きたの?ごめん私寝ちゃってた」
〝いや、俺こそ、悪い〟

〝美緒?もしかして、俺が起きるの…ずっと待ってたの?〟
え、─ううん、そういうんじゃないけど…

〝バカだな…電話なんか切れば良かったのに〟

うん、それはそうなんだけど!
もうそろそろ起きるかも…なんて思ったら切れなくてこんな時間になっちゃった…
でも私も寝てたから…

ん?…あ!私ったら─

ヒデからもらった電話なのにずっと通話中のままでいるなんて!

「ごめんね通話料が凄い事になっちゃうよね」
「いや、そんなのはいいんだけど…」

「ごめんな美緒」
やだ、私なら平気だから謝らないでよ。

それより
ヒデ、電話しながら寝ちゃうなんて
やっぱり仕事がよほど忙しいんだよね。

心配だけど今私がヒデにしてあげられる事が何もないのが歯痒くて堪らない。

「ヒデ?…やっぱり暫くの間、連絡はメールにしよ?実は……ペンションが忙しくて最近帰りが遅いんだ。ゆっくり話す時間もないし、ね、そうしよ」

「そうか?…美緒がそれでもいいならじゃ、そうしよう」
「ありがとう」

ヒデとの電話が唯一の楽しみだったけど
せめてこれくらいだから私が出来ることは…
だからヒデはゆっくり休んで。

/313ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ