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飴色トライアングル【完結】
第17章 笑顔で…さようなら
.:*:・.:*:・'°
懐かしい町
ここには2度と来ることはないと思ってたのに
千秋のお陰で、また来ることになるなんて

それは千秋からの電話での事

──//
〝先輩、暖かくなったら、今度こそ遊びに行きますから─ダイビングのライセンス取ろうと思って今日予約しちゃいました〟

ダイビング…ってスキューバダイビングでしょ?
へ~凄いじゃない!

〝南星島って料金がめちゃくちゃ安いから〟
そうなんだ─
え!待って。もしかして…
そのライセンスってこの島で?

「ここで取るの?」

「当たり前じゃないですか?他にあります?南星島なんて」
ない!─と思うけど
千秋が来る頃には、私、ここにはいないんだけど

どうせ千秋の事だから
家に泊まるつもりで来るよね?
どうしよう!
千秋にだけは言っておこうか?

でもまたこの前みたいにヒデに喋ったりされたら─
あ、なんて余計な心配だった!
もうヒデが私の事を捜すわけないよね?

「千秋、あのね…私、もうすぐ島を出るの」
〝え、帰って来るんですか?いつ?〟

えっと、そこに帰るわけじゃないんだけど
千秋には事実を言った方がいいかな?
でも、話すと長くなるし─いろいろ聞かれるとまた辛くなるから…

今は内緒にしとこう。
新しい生活が落ち着いたら話せばいっか?

「来週には!」
「来週って、すぐじゃないですか!なんで私に黙ってるんです」
黙ってたわけじゃないけど
いろいろ考える余裕がなくて

「ごめんごめん、アハハ」
〝良かったですね先輩…じゃ、お土産たくさん買ってきて下さいよ─〟

お土産?そっか~!
ヒデの所に帰るならお土産も渡せるけど…

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