この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
飴色トライアングル【完結】
第18章 始まりの合図…

そんなに慌てて帰って来なくてもいいのに…

「私に何か用でもあるの?」
「ぇ、そうじゃないけど…久しぶりだから」

それはそうだけど
それにしたって…


「お姉ちゃん今日なにか予定ある?」
「……今日?何も、ないけど、なんで?」

「ううん、何も無いならいいんだ」ウフフ
なにそれ─意味がわかんない
用事もないのになんで予定を聞くの?

それに随分嬉しそうだこと
それって幸せオーラのせい?
あ、そうだ!

「由美、結婚するんだってね、おめでとう」
「ありがとう。お姉ちゃんには今度紹介するからね」うん。
あ、それと…先に言っておかなきゃ

ヒデとの事を!

「由美…あの、私ね?」
「お姉ちゃん!私、着替えてきていい?」

え、あ、うん、もちろん
そっか由美は今帰って来たばかりだった。

じゃ、話は後でいいよ。


──//
なかなか由美に話すタイミングが見つからないまま、もう夕方になってしまった。

早く話さなきゃ

みんなでリビングにいると、いつヒデの話が出るかと気が気じゃない。
そうだ
由美を2階に呼び出そう。

「由美、あの…」
「美緒手伝っ手伝ってくれる?」

なんとか理由をつけて由美を誘いだそうしたのに、そんな時に限って母が声を掛けてくる。

え、手伝うって何を?

「そろそろ夕食の支度しなきゃ」
あ、う、うん!
はぁ~。またタイミングがずれた。

お母さんは手料理を振る舞うって張り切ってる…
私は由美より1日早く帰って来たせいで、今日は由美のために夕食の支度を手伝わされるらしい。

なんて…僻んでも始まらないけど。

仕方ない!
取りあえず今は手伝いが先だね。

/313ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ