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飴色トライアングル【完結】
第18章 始まりの合図…
.:*:・.:*:・'°☆
今の時間だと…もしかして
人気のケーキはあまり残ってないかもしれないな!
行列が出来るほどのお店だもの
昔は、決まった数が売れるとお店も閉めてたし
せっかく買いに行っても手ぶらで帰ったら由美がガッカリする。
早く行って…何か買わなきゃ!
早足で歩き出したはいいけど、暫くすると息が切れてくる。
ふぅ~!完全に運動不足だな
それに、ここを通るのは今日は2回目
やっと公園が見えてきた。
今朝も散歩で来たのに、まさかまたここに来るとは思わなったけど…
由美のお願いなら仕方ないな。
もうすぐ公園
あれ?
入口に男の人が立ってるのが見えた。
携帯で誰かとメールでもしてるみたい。
クスッ、彼女と待ち合わせでもしてるのかな?
いいな。…羨ましい!
誰だか知らないけど今が1番幸せな時かもよ。
彼女を裏切ったりしないでほしいな。
なんて…大きなお世話だけど
自分と重ね合わせ…そんな事を思いながら歩いていた。
あの人…立ってる姿が──
ヒデみたい。
薄暗いし顔も見えないけど雰囲気が似てる!
まったく関係ないのに似ている人を見るとドキドキするんだから
横を通るときちょっと顔を見てみようか。
クスッ─
徐々に距離が近くなる。
でも、顔がよく見えないの
なんせ下を向いて携帯を弄ってるから
あ~残念。
ダメだ見えないや!
ずっと見てるわけにもいかないし諦めて横を通り過ぎようとした─
「….:、ったろ?*:」ぇ、?…
声が聞こえような気がしてチラッとその人物に眼を向けた。
「…─ンッ─ぇ」
「……」なんで?
その時
ここだけ時が止まったような気がした。
今の時間だと…もしかして
人気のケーキはあまり残ってないかもしれないな!
行列が出来るほどのお店だもの
昔は、決まった数が売れるとお店も閉めてたし
せっかく買いに行っても手ぶらで帰ったら由美がガッカリする。
早く行って…何か買わなきゃ!
早足で歩き出したはいいけど、暫くすると息が切れてくる。
ふぅ~!完全に運動不足だな
それに、ここを通るのは今日は2回目
やっと公園が見えてきた。
今朝も散歩で来たのに、まさかまたここに来るとは思わなったけど…
由美のお願いなら仕方ないな。
もうすぐ公園
あれ?
入口に男の人が立ってるのが見えた。
携帯で誰かとメールでもしてるみたい。
クスッ、彼女と待ち合わせでもしてるのかな?
いいな。…羨ましい!
誰だか知らないけど今が1番幸せな時かもよ。
彼女を裏切ったりしないでほしいな。
なんて…大きなお世話だけど
自分と重ね合わせ…そんな事を思いながら歩いていた。
あの人…立ってる姿が──
ヒデみたい。
薄暗いし顔も見えないけど雰囲気が似てる!
まったく関係ないのに似ている人を見るとドキドキするんだから
横を通るときちょっと顔を見てみようか。
クスッ─
徐々に距離が近くなる。
でも、顔がよく見えないの
なんせ下を向いて携帯を弄ってるから
あ~残念。
ダメだ見えないや!
ずっと見てるわけにもいかないし諦めて横を通り過ぎようとした─
「….:、ったろ?*:」ぇ、?…
声が聞こえような気がしてチラッとその人物に眼を向けた。
「…─ンッ─ぇ」
「……」なんで?
その時
ここだけ時が止まったような気がした。