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飴色トライアングル【完結】
第18章 始まりの合図…
◆◇◆◆
美緒が怒るのも無理はない!
けど…頼むから説明させてほしい!
「言い訳なんて聞きたくない、もういいから」
自分のせいなんだけど
美緒の投げやりな言葉が胸に突き刺さる。
今更何を言っても言い訳にしかならないけど、話を聞いてほしい。
「美緒ごめん、落ち着いてから電話しようと思ってたんだ、けど余裕がなくて…」
最近になって漸く落ち着いたから…
けど、電話しても繋がらないし…
ペンションに電話もしてみたんだけど教えて貰えなくて
「美緒に逢いたくて、捜したんだ」
「─?!─うそ言わないで!そう言えば私がまた喜ぶと思った?」
違う。
そんな事思ってない。
全部俺が悪い、ごめん!
こんな事なら最初から話してれば良かったって後悔したんだよ。
「楽しいの?」
え?…
「─こんな事して楽しいの?」
「私をからかって──ヒデ…グッ…」
いい掛けた言葉を美緒が呑み込んだ。
なに?
言いたいことがあるなら言って
「私が─進藤さんの気に障ることをしたなら謝るから、もうからかうのはやめて下さい」
美緒…?
俺の事を─進藤さんって!
美緒の声が奮えてる。
わかってはいたけど寂しさが込み上げる
「からかいに来たんじゃない」
「フッ…もういいですよ」
「……?!」
すべてを諦めたように美緒が小さく笑った。
「私…これからは人に依存しないで生きていこうって決めたんです。だから、もう帰って下さい」
美緒…
頼むから、そんな言い方するなよ。
心臓をギュッと握られたように苦しくなった。
ちゃんと話そ?
ここは歩道の真ん中─
すれ違う人は俺達の異様な雰囲気にわざわざ振り返ってまで見てくる。
美緒が怒るのも無理はない!
けど…頼むから説明させてほしい!
「言い訳なんて聞きたくない、もういいから」
自分のせいなんだけど
美緒の投げやりな言葉が胸に突き刺さる。
今更何を言っても言い訳にしかならないけど、話を聞いてほしい。
「美緒ごめん、落ち着いてから電話しようと思ってたんだ、けど余裕がなくて…」
最近になって漸く落ち着いたから…
けど、電話しても繋がらないし…
ペンションに電話もしてみたんだけど教えて貰えなくて
「美緒に逢いたくて、捜したんだ」
「─?!─うそ言わないで!そう言えば私がまた喜ぶと思った?」
違う。
そんな事思ってない。
全部俺が悪い、ごめん!
こんな事なら最初から話してれば良かったって後悔したんだよ。
「楽しいの?」
え?…
「─こんな事して楽しいの?」
「私をからかって──ヒデ…グッ…」
いい掛けた言葉を美緒が呑み込んだ。
なに?
言いたいことがあるなら言って
「私が─進藤さんの気に障ることをしたなら謝るから、もうからかうのはやめて下さい」
美緒…?
俺の事を─進藤さんって!
美緒の声が奮えてる。
わかってはいたけど寂しさが込み上げる
「からかいに来たんじゃない」
「フッ…もういいですよ」
「……?!」
すべてを諦めたように美緒が小さく笑った。
「私…これからは人に依存しないで生きていこうって決めたんです。だから、もう帰って下さい」
美緒…
頼むから、そんな言い方するなよ。
心臓をギュッと握られたように苦しくなった。
ちゃんと話そ?
ここは歩道の真ん中─
すれ違う人は俺達の異様な雰囲気にわざわざ振り返ってまで見てくる。