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飴色トライアングル【完結】
第4章 こんな事…絶対に言えない。
ジャャャャャ──ジャャャャャ──
男達の匂いを消したくて、熱いシャワーを頭から浴びた。
何度洗っても、彼らの唾液や体液が身体に付いてるような気がして泣きながら擦り続けた…
なんでこんなことになったの?
今日雨が降らなければ─
ヒデがバイトに行かなければ─
ううん、それはヒデのせいじゃない。
私があの道を通らなければ…
いつもは通らない道
危ないから人通りのある道で帰れって
ヒデは言ってくれたのに…
バカだね…早く引き返していれば
悔やんでも悔やみきれない。
グスッグスッ
──//
部屋に戻ってベッドに潜り込んだ。
眠りたいのに、眼を瞑ると男達のニヤケた顔が浮かんで胸が苦しい。
誰かに助けを求めたいのに
こんなことに言えるわけがない…
ウッ、ウッ─ヒデ、グスッ
♪♪ヴーヴー♪♪ヴーヴー
「……!?」
静まり返った部屋でスマホが振動で震えだした。
きっとヒデだ!
帰ったら連絡するように言われてたのに…
あれからもう4時間も経ってる。
声を聞きたい。
けど…声を聞いたら泣いちゃいそう!
私は震え続ける携帯を見つめるだけしか出来ないでいた…
♪♪ヴーヴー♪─
あっ、切れた!
静かになった携帯には着信とメールがたくさん
【美緒…怒ってるの?連絡して】
【頼むから電話に出て】
「…ヒデ…」
それを見て、また涙が溢れてきた。
違う、怒ってるんじゃないよ。
私…
知らない人の手で汚されちゃったの。
こんな事、ビデには絶対に言えない。
その後もヒデからは何度も連絡が入った
けど…どうしても電話に出る事が出来なかった。
男達の匂いを消したくて、熱いシャワーを頭から浴びた。
何度洗っても、彼らの唾液や体液が身体に付いてるような気がして泣きながら擦り続けた…
なんでこんなことになったの?
今日雨が降らなければ─
ヒデがバイトに行かなければ─
ううん、それはヒデのせいじゃない。
私があの道を通らなければ…
いつもは通らない道
危ないから人通りのある道で帰れって
ヒデは言ってくれたのに…
バカだね…早く引き返していれば
悔やんでも悔やみきれない。
グスッグスッ
──//
部屋に戻ってベッドに潜り込んだ。
眠りたいのに、眼を瞑ると男達のニヤケた顔が浮かんで胸が苦しい。
誰かに助けを求めたいのに
こんなことに言えるわけがない…
ウッ、ウッ─ヒデ、グスッ
♪♪ヴーヴー♪♪ヴーヴー
「……!?」
静まり返った部屋でスマホが振動で震えだした。
きっとヒデだ!
帰ったら連絡するように言われてたのに…
あれからもう4時間も経ってる。
声を聞きたい。
けど…声を聞いたら泣いちゃいそう!
私は震え続ける携帯を見つめるだけしか出来ないでいた…
♪♪ヴーヴー♪─
あっ、切れた!
静かになった携帯には着信とメールがたくさん
【美緒…怒ってるの?連絡して】
【頼むから電話に出て】
「…ヒデ…」
それを見て、また涙が溢れてきた。
違う、怒ってるんじゃないよ。
私…
知らない人の手で汚されちゃったの。
こんな事、ビデには絶対に言えない。
その後もヒデからは何度も連絡が入った
けど…どうしても電話に出る事が出来なかった。