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飴色トライアングル【完結】
第7章 私…届かない声で助けを求めてたの!
──///
「先輩ってホントわかりやすいんだから」

アハハ──そうかな?

千秋の圧が凄くて結局バレちゃった!

「これからどうするんです?」

「どうするって…どうもしないよ」

付き合ってたのは昔の事だし
今は妹の恋人だもの
ヒデも割り切ってるみたいだから
私だって─

「でも─美緒先輩、今でも進藤さんの事を?…」
「─自分でもよくわからないの、でも顔を見ると心がざわざわして落ち着かなくて」


忘れようとすると目の前に現れるから
思うようにいなかいね!

「辛いですね…大丈夫ですか?先輩」

千秋が心配そうな顔してる─
やだ、なんで千秋がそんな顔してるの

あ、でもねもう大丈夫。
時間はもう少し掛かるかもしれないけど

由美を応援するって決めたから
前を向くよ!

「だから、誰か紹介してって言ったんですか?」

ごめん!
そんな理由で─失礼だったよね。

無理やり誰かと付き合ったとしても相手にも失礼だった。
千秋には無かったことにしてもらお─

「千秋?この前の話はやっぱり…」
「先輩、新しい恋見つけましょ」

……千秋?
「妹さんよりいい恋して、幸せになりましょうよ」

そう出来たらいいけど!

「まずは友達作って…そうだ、大智さんと友達になったじゃないですか?」

大智さん?うんそうだった!

(美緒ちゃん、俺と友達になろっか?)

そう言われて…
話も楽しいし─友達ならって承諾したけど
私大智さんの事何も知らないのに

「マズかったかな…」
「マズくないですよ~友達なんだから」

そうだよね。
友達だもん…

「また4人で飲みに行きましょうよ」

「うん」


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