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飴色トライアングル【完結】
第8章 俺─ずっと後悔してたんだ
今日も冴えない頭でなんとかを仕事を乗りきった。
ガタン─
ふぅ~!疲れた
デスクに頭を乗せると途端に睡魔が襲ってくる。
あぁ…なんで?
ベッドに入ると眠れないのに、どうしてここだと眠くなっちゃうの?
身体の力か抜けて意識が遠のいていく─
♪♪ヴーヴー♪~♪ヴーヴー
ん、電話?…もうちょっと、寝かせてょ…
♪♪ヴーヴ、♪♪ヴーヴー
ンン…誰よもうっ!
─分かった、待って、起きるから
重い頭を上げて耳にスマホをあてがった!
「──は、ぃ…」
「あ、美緒ちゃん?…大智だけど」
うん─
「……美緒ちゃん?」
「──!?、ん……だれ…」
「俺、大智」
ふぅ~ん
ハッ!ガタン─え?─大智─さん?
ヤだ、なんで…え、どういう事
頭が追い付かない!
状況が理解できなくてプチパニック!
携帯を持ったままうろうろしてると
「先輩、何やってるですか…電話ですよ?」
へ、
えっと、あ~電話…
「─も、もしもし……」
──//
アハハ…
「ごめんなさい、わけわかんなくなっちゃって」
「ごめん、俺が電話なんてしたから」
「…ぁ、ぃぇ…アハハ」
あ~もう!
オフィスで寝ちゃうなんて…
あまりの寝不足に一瞬で寝落ちした。
時間にするとたった5分位なんだけど
千秋に笑われて
おまけに大智さんにまで…
ところで、私に何か用事でも?─
「あの─美緒ちゃん、これから、会えないかな」
…!?これからって、今日?
せっかくだけど…
こんな疲れた顔は見せられないし
気持ちが沈んだままで会っても、大智さんに悪いから─