この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
飴色トライアングル【完結】
第9章 まるで迷路…抜け出せなくて
◇◇◇
ピンポ~ン
ガチャ
「お帰りなさい♪どうぞ?」
「──お邪魔します」
美緒はやっぱり帰ってないか?
部屋の様子が気になって
出迎えてくれた由美の肩越しに奥を覗き込んだ。
「お姉ちゃんはいないよ」え!
心を見透かすような由美の言葉にドキッとした。
何とかこの場を取り繕ろうと必死に言葉を探した。
「あ、そうだ、これ…デザート買ってきたから」
「え、嬉しい、じゃ後で食べようね」
「もうご飯食べるでしょ?…お姉ちゃんいつ帰ってくるか分からないから」
連絡はしたらしいけど返事はないらしい。
〝早く帰って来て〟
由美がそんなメールをすれば不審に思ったのかも
「美緒ちゃんって…いつもそんなに遅いの?─」
「うん、酔っぱらって帰って来るときもあるし」
もしかして美緒はやけになってるのかも
ますます心配になる!
俺が来てるのを知ったら美緒はどんな顔をするだろうか?
ガチャ
!?─玄関を開ける音。
美緒が帰って来た。
「お姉ちゃんお帰り」
「…ぇ、!?…た、ただいま」
俺に気づいて美緒が固まった。
やっぱり!
疲れた顔してる。
「あ、美緒ちゃん、お邪魔してます」
出来るだけ明るく声を掛けるけど美緒は戸惑ってるようだった─
「…い、らっしゃい」
「お姉ちゃんご飯出来てるから一緒に「由美!」
美緒が由美の話を遮ってきた。
「ごめん、もう食べてきちゃったから…」
「そうなの?…」
やっぱり俺がいるからそう言ったんじゃないかと思った?
「ごめんね…もっと早く言ってくれたらよかったのに─今日は2人で食べて」
美緒は早くここから離れたいようだった!
ピンポ~ン
ガチャ
「お帰りなさい♪どうぞ?」
「──お邪魔します」
美緒はやっぱり帰ってないか?
部屋の様子が気になって
出迎えてくれた由美の肩越しに奥を覗き込んだ。
「お姉ちゃんはいないよ」え!
心を見透かすような由美の言葉にドキッとした。
何とかこの場を取り繕ろうと必死に言葉を探した。
「あ、そうだ、これ…デザート買ってきたから」
「え、嬉しい、じゃ後で食べようね」
「もうご飯食べるでしょ?…お姉ちゃんいつ帰ってくるか分からないから」
連絡はしたらしいけど返事はないらしい。
〝早く帰って来て〟
由美がそんなメールをすれば不審に思ったのかも
「美緒ちゃんって…いつもそんなに遅いの?─」
「うん、酔っぱらって帰って来るときもあるし」
もしかして美緒はやけになってるのかも
ますます心配になる!
俺が来てるのを知ったら美緒はどんな顔をするだろうか?
ガチャ
!?─玄関を開ける音。
美緒が帰って来た。
「お姉ちゃんお帰り」
「…ぇ、!?…た、ただいま」
俺に気づいて美緒が固まった。
やっぱり!
疲れた顔してる。
「あ、美緒ちゃん、お邪魔してます」
出来るだけ明るく声を掛けるけど美緒は戸惑ってるようだった─
「…い、らっしゃい」
「お姉ちゃんご飯出来てるから一緒に「由美!」
美緒が由美の話を遮ってきた。
「ごめん、もう食べてきちゃったから…」
「そうなの?…」
やっぱり俺がいるからそう言ったんじゃないかと思った?
「ごめんね…もっと早く言ってくれたらよかったのに─今日は2人で食べて」
美緒は早くここから離れたいようだった!