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満員電車
第7章 罠
…ハァ…ハァ…


カナは、痴漢にイカされてしまった


…気持ち良かった…


しばらく余韻に浸っていると


○○駅~


いつもの駅に到着した


カナは痴漢がどんな相手だったか確認するため、恐る恐る振り返った…


…分からない…


満員電車の人混みの中に、カナを襲った犯人らしき男を見つける事は出来なかった


…どんな痴漢だったんだろう……また痴漢してくれるかな……



オフィスへ向かい、ぼんやり歩いていると、課長らしき後ろ姿を見かけた

…雅治さん?

…さっき同じ電車に乗っていたの?
…まさか…ね…


カナが課長であるかどうか確かめようとしたが、人混みに紛れて見失ってしまった


…気のせいだよきっと……
…いつも雅治さんの事考えていたから、幻覚かな…


カナは自分にそう言い聞かせながら、出勤した。


課長は既に出勤していた

「おはようございます!相澤課長!」

カナは元気に挨拶をした

「あっ、おはよー」


課長は素っ気無い返事をした


…??
…あれっ?何か冷たい…

課長の態度にテンションが下がったが、仕事に頭を切り替えた



…キーンコーン…
…カーンコーン


お昼のチャイムが鳴った

カナは思い切って課長に声をかけた


「課長、良かった一緒にランチ行きませんか?」


「あっ、中山さんごめん。
午後のミーティングまでに資料作らないと行けないから…」


「…分かりました…」


カナは断られたショックが大きく、落ち込んだ


仕方なく一人でランチへ行こうと、食堂へ向かうカナに後ろから声がかかった


「おい!カナ!!」


振り替えると、同期の直哉が走ってきた


…直哉…

「あっ、直哉も今からランチ?」


「おぅ。一緒に行くか!?」

「うん!」


直哉のお陰で、悲しみが少し和らいだ気がした…

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