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一秒に見えた世界
第16章 親子って難しい
うぎゃー!?それって私の下着とか全てを佐伯さんが見るって事じゃないの!?
私はムンクの叫びモードに突入する。優誠は
『くだらない事を考えるより今は親父達を振り切る事を考えてくれ…。』
とため息をつき出した。
くだらなくないもん…、パンティとかブラジャーとか他の男の人に見られるって大事な事だもん…、私が他の人に触られたら優誠は鬼のように怒るくせに私の下着達を佐伯さんに見せて触らせるのは平気なんだ…。
とブツブツと私はボヤき続けるけれど優誠は完全スルーという感じだ。
車はいつの間にか山に入り暗闇の中を1時間以上は走り続け、もう深夜で私がウトウトとし始めた頃に山奥のホテルに着いた。
ホテルの入り口には剣菱カントリークラブという看板があった。
『ここって?』
私は優誠に聞いてみる。優誠はフロントで部屋の鍵を受け取り歩きながら私に
『うちのクラブだよ。』
とだけ言って来た。
ホテルのお部屋は優誠にしては珍しく普通のダブルのお部屋だ。優誠はお部屋にあったソファーに座ってから私においでって言って来る。私が優誠の前に行くと優誠は私を抱っこしてから
『御剣の方の親父の会社、つまり俺の会社の親会社が経営するゴルフ場だ。このホテルのスィートは今日は親父2人が泊まっているんだ。』
と説明をしてくれた。優誠が私にキスをしていたら突然部屋の鍵が開いて私達の荷物を持った佐伯さんがお部屋に入って来た。私は慌てて優誠の抱っこから逃げようとしたけれど優誠は私を抱えたまま佐伯さんに
『悪いな。』
と言い出した。佐伯さんはジタバタとしている私に
『ぶっ!』
と思いっきり吹き出してから
『親父ーズの呼び出しだから仕方がないよ。仕事の方は俺がクリアするから優誠は親父達をどうにかしてくれたらいいよ。』
と言った。優誠が
『結城は?』
と聞くと佐伯さんは
『まだ親父達に捕まってるよ。俺の親父もだ。』
と答えた。佐伯さんはそれだけを言うとお部屋から出て行った。優誠は
『万が一の時は美奈は結城と逃げろよ。』
とか言い出した。
私はムンクの叫びモードに突入する。優誠は
『くだらない事を考えるより今は親父達を振り切る事を考えてくれ…。』
とため息をつき出した。
くだらなくないもん…、パンティとかブラジャーとか他の男の人に見られるって大事な事だもん…、私が他の人に触られたら優誠は鬼のように怒るくせに私の下着達を佐伯さんに見せて触らせるのは平気なんだ…。
とブツブツと私はボヤき続けるけれど優誠は完全スルーという感じだ。
車はいつの間にか山に入り暗闇の中を1時間以上は走り続け、もう深夜で私がウトウトとし始めた頃に山奥のホテルに着いた。
ホテルの入り口には剣菱カントリークラブという看板があった。
『ここって?』
私は優誠に聞いてみる。優誠はフロントで部屋の鍵を受け取り歩きながら私に
『うちのクラブだよ。』
とだけ言って来た。
ホテルのお部屋は優誠にしては珍しく普通のダブルのお部屋だ。優誠はお部屋にあったソファーに座ってから私においでって言って来る。私が優誠の前に行くと優誠は私を抱っこしてから
『御剣の方の親父の会社、つまり俺の会社の親会社が経営するゴルフ場だ。このホテルのスィートは今日は親父2人が泊まっているんだ。』
と説明をしてくれた。優誠が私にキスをしていたら突然部屋の鍵が開いて私達の荷物を持った佐伯さんがお部屋に入って来た。私は慌てて優誠の抱っこから逃げようとしたけれど優誠は私を抱えたまま佐伯さんに
『悪いな。』
と言い出した。佐伯さんはジタバタとしている私に
『ぶっ!』
と思いっきり吹き出してから
『親父ーズの呼び出しだから仕方がないよ。仕事の方は俺がクリアするから優誠は親父達をどうにかしてくれたらいいよ。』
と言った。優誠が
『結城は?』
と聞くと佐伯さんは
『まだ親父達に捕まってるよ。俺の親父もだ。』
と答えた。佐伯さんはそれだけを言うとお部屋から出て行った。優誠は
『万が一の時は美奈は結城と逃げろよ。』
とか言い出した。