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一秒に見えた世界
第16章 親子って難しい
私は一瞬だけど御剣パパを可哀想だと同情する気持ちになりかけた。でも優誠が

『叔父貴、美奈にまで手ぇ出したらさすがの俺も容赦はしねぇよ?』

と言い出した。御剣パパはケロリとしてから

『思っていたより美奈さんが可愛いからね。』

とか言った。私が

御剣パパってどんだけ女の子好き!?

とか思っていると水原パパは

『まだ学生のお嬢さんだろ?光ちゃんが本気になるような価値はねぇよ。』

とか言うから御剣パパが

『誠ちゃんは目がいいからね。3年も磨いたらかなりの一流になるよ。』

と答えた。ただ優誠はイライラとしながら

『とにかく俺と美奈の事は放っといてくれよ。得に水原の親父の関係がバレたりしたら美奈の周りに対して迷惑だろが。』

と言った瞬間、御剣パパはまたニコニコとして

『じゃあ私ならいいよね?美奈さん、明日にでも横浜にご飯を食べに行こうか?』

と言い出した。

『だから手ぇ出すな!!』

優誠が叫び、大翔さんがゲラゲラと笑った。結局のところ私には何がなんだかわからなかった。

とりあえず朝食の後は5人でゴルフのコースに出た。皆のボールはよく飛んだけれど私のは皆の半分くらいだけ飛んでくれた。優誠が

『先に行ってくれ。』

と言うからパパ達はカートに乗って先に向かい私と優誠だけはやっと2人になって歩いた。優誠は

『御剣の親父は本妻との間に確かに子供は出来なかったんだが俺を養子にするって決めた途端に自分でパイプカットをしたくせに「自分の子供が欲しい」って言っては女を口説いてんだよ。』

と呆れたように説明してくれた。

確かに御剣パパは剣菱財閥のトップなのだからその子供が欲しいとか言われたら女の人は皆がパパに必死になるよね。

でもパイプカットをしていたら、それって詐欺になるんじゃない?

とか私はぼんやりと考えてしまう。優誠はやっぱりイライラとしながら

『とにかく午前中だけで逃げるぞ。』

と言ってコースを周り続けた。お昼ご飯の時には優誠が私にはまだコースは厳しいからと言い訳をして午後はもう帰るとパパ達に言った。だけど御剣パパは

『私が美奈さんにゴルフを教えようか?』

と呑気に言い、水原パパは

『帰れ帰れ、本気だって言うのなら帰ってその女をしっかりと自分のものにしてからもっかい俺らの前に連れて来い。』

と言った。
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