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一秒に見えた世界
第20章 時々…お前がわからねぇ
こんな時の私は
あぁ…、また始まった。
程度に考えるくらいだったけれど今度は空が
『なんでもかんでも一番狙いって笑えるよね。』
と由良に聞こえるように私に言った。空の言葉に当然不機嫌になった由良は
『あら?なんでもかんでも一番なのは美奈でしょ?自分の彼氏自慢ばかりをしているじゃない?』
と言って空に突っかかって来た。こういう時の空は絶対に負けようとはしない。負けたらこの先は私が嫌がらせを受ける毎日になるからだ。元々美人の空が自信あり気な顔で
『なら皆でデートでもしようよ。自慢なんかしなくても誰の彼氏が一番いい男かすぐにわかるでしょ?』
と由良に言った。この発言には私はちょっと待ったをかけたかったけれど空は勝手に由良と相談をして日にちや行き先を決めてしまった。
組み合わせとして由良と由良のお取り巻きの美鈴が彼氏を連れて来る事になった。由良達が居なくなった後の私は慌てて空に
『空はどうするの?空だけが彼氏無しってわけには行かないじゃない?』
とアタフタとしながら聞いてみた。空は笑いながら
『私は佐伯さんに彼氏のフリだけしてもらうの。美奈には悪いけど、あの人の顔だけなら優誠さんより上だと思うからね。』
と言った。
確かに佐伯さんならかなりの美形男子だ。如何にも男っぽい優誠とは違って少し女性的でエキゾチックを感じさせる美しさ。
ちょっと厳つい眼鏡をしているけれど、その下にある鋭い切れ長の目が間違いなく誰からも美男子だと理解させてしまうくらいにとても綺麗な顔立ちをした男の人だ。
てか、いつの間に空はあの佐伯さんの連絡先を知ったんだろう。
とか私は考えた。空は
『優誠さんには佐伯さんの方から伝えてもらうから大丈夫だよ。美奈の為になら優誠さんは絶対に完璧な彼氏をやってくれる人だから。』
と呑気に言った。
私の週末はただのんびりと優誠と2人でジグソーパズルがしたかったのに…。
とか考えながら私は週末まで出来るだけ由良達を避けて過ごした。
金曜日は約束通りに私を優誠は迎えに来てくれた。だけど私は優誠と話しがしづらい…。
でも優誠の方から
『佐伯から聞いた。例の子がまた美奈に難癖を付けてんだろ?』
と言い出した。
あぁ…、また始まった。
程度に考えるくらいだったけれど今度は空が
『なんでもかんでも一番狙いって笑えるよね。』
と由良に聞こえるように私に言った。空の言葉に当然不機嫌になった由良は
『あら?なんでもかんでも一番なのは美奈でしょ?自分の彼氏自慢ばかりをしているじゃない?』
と言って空に突っかかって来た。こういう時の空は絶対に負けようとはしない。負けたらこの先は私が嫌がらせを受ける毎日になるからだ。元々美人の空が自信あり気な顔で
『なら皆でデートでもしようよ。自慢なんかしなくても誰の彼氏が一番いい男かすぐにわかるでしょ?』
と由良に言った。この発言には私はちょっと待ったをかけたかったけれど空は勝手に由良と相談をして日にちや行き先を決めてしまった。
組み合わせとして由良と由良のお取り巻きの美鈴が彼氏を連れて来る事になった。由良達が居なくなった後の私は慌てて空に
『空はどうするの?空だけが彼氏無しってわけには行かないじゃない?』
とアタフタとしながら聞いてみた。空は笑いながら
『私は佐伯さんに彼氏のフリだけしてもらうの。美奈には悪いけど、あの人の顔だけなら優誠さんより上だと思うからね。』
と言った。
確かに佐伯さんならかなりの美形男子だ。如何にも男っぽい優誠とは違って少し女性的でエキゾチックを感じさせる美しさ。
ちょっと厳つい眼鏡をしているけれど、その下にある鋭い切れ長の目が間違いなく誰からも美男子だと理解させてしまうくらいにとても綺麗な顔立ちをした男の人だ。
てか、いつの間に空はあの佐伯さんの連絡先を知ったんだろう。
とか私は考えた。空は
『優誠さんには佐伯さんの方から伝えてもらうから大丈夫だよ。美奈の為になら優誠さんは絶対に完璧な彼氏をやってくれる人だから。』
と呑気に言った。
私の週末はただのんびりと優誠と2人でジグソーパズルがしたかったのに…。
とか考えながら私は週末まで出来るだけ由良達を避けて過ごした。
金曜日は約束通りに私を優誠は迎えに来てくれた。だけど私は優誠と話しがしづらい…。
でも優誠の方から
『佐伯から聞いた。例の子がまた美奈に難癖を付けてんだろ?』
と言い出した。