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一秒に見えた世界
第21章 格が違う…
高速の出口ではもう道路がかなりの渋滞をしていた。優誠が
『土曜日だけど今日は天気がいいからテーマパークはだいぶ混んでいそうだ。』
と言った。この段階で私はもう優誠の部屋へ帰りたくなった。優誠の言う通り園に向かった道の端には「第一駐車場は満車、第二駐車場へ」と書いたプラカードを持った警備員さんがいっぱいいた。
なのに一番先頭を走る佐伯さんの車は第一駐車場へと向かっている。私は
『満車だよ?』
と運転をしている優誠に聞いてみた。優誠は
『俺らに満車はねぇよ。』
と言って笑った。よくわからないまま第一駐車場の入り口に着いた。佐伯さんが入り口の警備員さんと少し話しをしたら私達の車は中に入れた。
なんで満車なのに入れるの?
私には謎なままだ。駐車場の一番、園に近い場所にパイロンを立てた警備員さんが私達を待っていた。
すぐに警備員さんがパイロンをどけて私達は普通にその駐車場に車を停める事が出来た。私はもう一度優誠に
『なんで?』
と聞いてみた。優誠はニヤニヤと笑いながら
『企業秘密。』
と答えた。園の入口のゲートでは由良の彼氏達が入場券を買おうとしたら佐伯さんが
『買わなくてもいいよ。』
とか言い出した。
なんで?どうして?
と私は考える。佐伯さんがゲートに居た係の人から首から下げるパスポートのようなチケットをもらって来てくれた。
そのパスポートには「1日ご優待」とだけ書いてあった。私にはさっぱり意味がわからない。ただわかるのはこれが普通の状況じゃないという事だ。だから優誠に
『なんでこんな事が出来るの?』
と今度は少し責めるようにして聞いた。優誠は少し困った顔をしてから
『絶対に他の人には言うなよ?ここの経営会社と剣菱は取引会社なんだ。だけど契約には守秘義務があるから詳しい話しは一切出来ないんだ。』
と私に言ってくれた。
なるほどー。新しいアトラクションとかを建設する時は優誠の会社なんだと私は理解をした。だから園の関係者として私達は今回は特別扱いをされているという状況だ。私は優誠に
『なんで守秘義務とかあるの?』
と聞いてみた。優誠は
『新しいアトラクションがどんな内容かを客にバレなくする為だ。』
と答えてくれた。由良達はただ呆然としているだけだった。
『土曜日だけど今日は天気がいいからテーマパークはだいぶ混んでいそうだ。』
と言った。この段階で私はもう優誠の部屋へ帰りたくなった。優誠の言う通り園に向かった道の端には「第一駐車場は満車、第二駐車場へ」と書いたプラカードを持った警備員さんがいっぱいいた。
なのに一番先頭を走る佐伯さんの車は第一駐車場へと向かっている。私は
『満車だよ?』
と運転をしている優誠に聞いてみた。優誠は
『俺らに満車はねぇよ。』
と言って笑った。よくわからないまま第一駐車場の入り口に着いた。佐伯さんが入り口の警備員さんと少し話しをしたら私達の車は中に入れた。
なんで満車なのに入れるの?
私には謎なままだ。駐車場の一番、園に近い場所にパイロンを立てた警備員さんが私達を待っていた。
すぐに警備員さんがパイロンをどけて私達は普通にその駐車場に車を停める事が出来た。私はもう一度優誠に
『なんで?』
と聞いてみた。優誠はニヤニヤと笑いながら
『企業秘密。』
と答えた。園の入口のゲートでは由良の彼氏達が入場券を買おうとしたら佐伯さんが
『買わなくてもいいよ。』
とか言い出した。
なんで?どうして?
と私は考える。佐伯さんがゲートに居た係の人から首から下げるパスポートのようなチケットをもらって来てくれた。
そのパスポートには「1日ご優待」とだけ書いてあった。私にはさっぱり意味がわからない。ただわかるのはこれが普通の状況じゃないという事だ。だから優誠に
『なんでこんな事が出来るの?』
と今度は少し責めるようにして聞いた。優誠は少し困った顔をしてから
『絶対に他の人には言うなよ?ここの経営会社と剣菱は取引会社なんだ。だけど契約には守秘義務があるから詳しい話しは一切出来ないんだ。』
と私に言ってくれた。
なるほどー。新しいアトラクションとかを建設する時は優誠の会社なんだと私は理解をした。だから園の関係者として私達は今回は特別扱いをされているという状況だ。私は優誠に
『なんで守秘義務とかあるの?』
と聞いてみた。優誠は
『新しいアトラクションがどんな内容かを客にバレなくする為だ。』
と答えてくれた。由良達はただ呆然としているだけだった。