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一秒に見えた世界
第1章 今日から一応就活します
ありえない…
そう思って泣きそうになる私の顎をまたしてもお兄さんが掴んで来た。
『お前の家の住所と携帯の番号を言え。』
お兄さんはぶっきらぼうにそう言った。
なんで?なんで見知らぬ怖い人に個人情報を言わなきゃいけないの?
そんな風に私はパニックだったけど一応そんな常識がまだ自分の中にある事に私は少し安心した。
だけどお兄さんは
『今からお前を家まで送ってやるからお前の住所を早く言え。』
と凄く怖い声で言い私の顎から手を外してから紙とペンをグイッと私に押し付けた。
怖い…、逆らったら殺される?
とか思ってしまった私はさっきまでの常識とか綺麗に頭から吹っ飛んでしまい、お兄さんに言われるがままに素直に自分の住所と携帯番号を書いていた。
そんな私に
『やれば出来るじゃないか。』
と言うとお兄さんはまたニヤリとする。そのままお兄さんはクローゼットから出したズボンと新しいYシャツを着てネクタイとジャケットを手に持ち私の腕を引っ張ってこの家から出た。
今の私に理解出来たのはここが明らかに高級マンションだって事だった。だって部屋の鍵を最新のカードキーでお兄さんが閉めていたからだ。
更にマンションの廊下の中央は吹き抜けになっていて中庭が見えるというお洒落なマンション。エレベーターはやたらと馬鹿デッカいというエレベーターの中で私は私の腕をまだ掴んだままの怖いお兄さんと2人っきり。
私は一体、どうなるの?
と私が考える間もなくそのエレベーターは高速で下に降り、私がエレベーターから出るとホテルのようなだだっ広いロビーが広がっていた。
受け付けのようなカウンターにいた人とマンションの扉を開けるドアマンがお兄さんに向かって
『いってらっしゃいませ。』
と丁寧に声をかけているのにお兄さんは私の手を握ったままでマンションの前に停まっている真っ黒のレクサスに向かった。
そのレクサスの後部座席の扉をやっぱり昨日私が見た眼鏡をかけた綺麗な顔の男の人が
『おはようございます。社長。』
と言って扉を開けて待っていた。私はお兄さんにほぼ無理矢理に車に押し込められて私の隣にはお兄さんも乗り込んで来た。
そう思って泣きそうになる私の顎をまたしてもお兄さんが掴んで来た。
『お前の家の住所と携帯の番号を言え。』
お兄さんはぶっきらぼうにそう言った。
なんで?なんで見知らぬ怖い人に個人情報を言わなきゃいけないの?
そんな風に私はパニックだったけど一応そんな常識がまだ自分の中にある事に私は少し安心した。
だけどお兄さんは
『今からお前を家まで送ってやるからお前の住所を早く言え。』
と凄く怖い声で言い私の顎から手を外してから紙とペンをグイッと私に押し付けた。
怖い…、逆らったら殺される?
とか思ってしまった私はさっきまでの常識とか綺麗に頭から吹っ飛んでしまい、お兄さんに言われるがままに素直に自分の住所と携帯番号を書いていた。
そんな私に
『やれば出来るじゃないか。』
と言うとお兄さんはまたニヤリとする。そのままお兄さんはクローゼットから出したズボンと新しいYシャツを着てネクタイとジャケットを手に持ち私の腕を引っ張ってこの家から出た。
今の私に理解出来たのはここが明らかに高級マンションだって事だった。だって部屋の鍵を最新のカードキーでお兄さんが閉めていたからだ。
更にマンションの廊下の中央は吹き抜けになっていて中庭が見えるというお洒落なマンション。エレベーターはやたらと馬鹿デッカいというエレベーターの中で私は私の腕をまだ掴んだままの怖いお兄さんと2人っきり。
私は一体、どうなるの?
と私が考える間もなくそのエレベーターは高速で下に降り、私がエレベーターから出るとホテルのようなだだっ広いロビーが広がっていた。
受け付けのようなカウンターにいた人とマンションの扉を開けるドアマンがお兄さんに向かって
『いってらっしゃいませ。』
と丁寧に声をかけているのにお兄さんは私の手を握ったままでマンションの前に停まっている真っ黒のレクサスに向かった。
そのレクサスの後部座席の扉をやっぱり昨日私が見た眼鏡をかけた綺麗な顔の男の人が
『おはようございます。社長。』
と言って扉を開けて待っていた。私はお兄さんにほぼ無理矢理に車に押し込められて私の隣にはお兄さんも乗り込んで来た。