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この香りで……。
第8章 夫婦生活
食事のあと、奈々葉は自分で全裸になりベッドに潜り込む。
目を閉じて、信也を待つ。
信也がゴソゴソと奈々葉と同じシーツに潜り込んだ。
胸の膨らみに冷たい手が滑る。まるでゴリゴリと揉み潰されるようだ。
「ああ……ん……信也さん……」
――ちょ、ちょっと痛い……。
「ああ……奈々葉、いいよ……声、出しても……」
「ああ……もう……恥ずかしい……から……」
奈々葉はイヤイヤと顔を左右に振る。
信也の手のひらが下腹に滑り降りる。
「ああ……恥ずかしい……です」
手のひらが奈々葉の茂みの上でクルクルと遊ぶ。
「ああ……、くうん……しんや、信也さんっ……」
――まだ、まだだって……。
両足の間に信也の指が滑る。身体が中心に押し込まれる。傷口が左右に開かれるような痛みが走る。
「気持ちいいでしょ、こうすると……?」
奈々葉の身体の中でクネクネと何かが動いているのが分かる。身体の奥をかき混ぜられる。傷口が更に開かれたようだ。
「んっ、んっ、んんんん……つぅ……」
――まさか。痛いよ。まだ濡れてないってぇ……。
「そろそろかな?」