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一夜だけの恋人 〜妹の姫初め
第4章 ラブホ
俺たちは腕を組んで、ホテルの中に入った。
スタッフがいないロビーにある部屋の中が映った写真と自販機のようなボタンを適当に押して、逃げるようにエレベーターに乗る。音もせずにエレベーターが止まると、廊下の左右に何部屋かドアが見えた。俺は、パトカーのパトライトのようなオレンジ色のランプが点いた部屋のドアを開けて、俺が先に入った。
エアコンが効いたその部屋は、入り口の左側にある布張りのソファーのセットと一番奥にシングル二つ分より大きそうなベッドが丁寧にベッドメイクされていて、その足元には大画面の薄型テレビがある。
俺たちはコートとスーツの上着を脱いで、ベッドサイドに並んで腰掛けた。
俺がテレビのリモコンを押す。