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一夜だけの恋人 〜妹の姫初め
第5章 手のひらで……
「えっ、えっ……」
やっぱ、少し躊躇った。全裸の兄妹が風呂場でキスなんてエロすぎる。
「デートでしょ。私はお兄ちゃんの恋人でしょ?」
ああ、焼きいものあと、歯磨きするんだった。
「えっ……えっ……んぐっ……夏芽」
夏芽は俺の肩越しに顔を覗け、ピンク色の唇を俺に重ねてきた。柔らかいその唇からテロンと見える赤い舌先が俺の舌を探り出す。
「はぐっ、お兄ちゃん……お兄ちゃん……」
俺も負けじと、妹と舌を絡め合う。妹の熱い吐息を聞きながら……。
俺を包む夏芽の手が時折離れる。思い出したように、その手がまた俺を包み込んだ。
柔らかな妹の胸の膨らみを背中に感じていた。
「お兄ちゃんのキス……凄すぎる」と言ったあと、「次はベッドで……ね。一史(カズフミ)くん?」と言われて、ドキッと俺の心臓が跳ねた。妹が俺を名前で呼んだのと、彼女のかすれた吐息のような声が、女の子のそれではなく女性に変わっていたから……。
やっぱ、少し躊躇った。全裸の兄妹が風呂場でキスなんてエロすぎる。
「デートでしょ。私はお兄ちゃんの恋人でしょ?」
ああ、焼きいものあと、歯磨きするんだった。
「えっ……えっ……んぐっ……夏芽」
夏芽は俺の肩越しに顔を覗け、ピンク色の唇を俺に重ねてきた。柔らかいその唇からテロンと見える赤い舌先が俺の舌を探り出す。
「はぐっ、お兄ちゃん……お兄ちゃん……」
俺も負けじと、妹と舌を絡め合う。妹の熱い吐息を聞きながら……。
俺を包む夏芽の手が時折離れる。思い出したように、その手がまた俺を包み込んだ。
柔らかな妹の胸の膨らみを背中に感じていた。
「お兄ちゃんのキス……凄すぎる」と言ったあと、「次はベッドで……ね。一史(カズフミ)くん?」と言われて、ドキッと俺の心臓が跳ねた。妹が俺を名前で呼んだのと、彼女のかすれた吐息のような声が、女の子のそれではなく女性に変わっていたから……。