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一夜だけの恋人 〜妹の姫初め
第8章 繋がる
 夏芽が白い喉を見せる。

「んう…………あっ……」

 俺の皮が引っ張られる。ニュっと俺の芯だけが、トロトロになった彼女の奥に吸い込まれてゆく。その次に皮が引き込まれる。俺と夏芽の密着した部分が粘り気で満たされる。が、ゆっくりと彼女の浅い場所まで腰を引いた。

 そして、もう一度……。もう一度……。くちゃくちゃにちゃにちゃという音と妹の艶めかしい声をBGMに、それを楽しむ。

 俺の身体が放出を命令する。俺は腰の動きを速める。ギシギシとクッションの硬いベッドが振動する。

「夏芽、夏芽……ずっとお前を……俺……」

 俺は妹の結婚が決まったとき、婚約者と言う奴にヤキモチを焼いていた……。小さい頃、俺のお嫁さんになると言っていた妹を取られる、と思って……。

 夏芽と血が繋がっていなかったら、いいのに……って思う。今でも……。

 だけど、今……。

「ああ、お兄ちゃん、お兄ちゃん……」と叫び、妹が俺に唇を重ねた。歯磨きのミントの匂いが俺の口に広がる。

 俺の中で熱いものが駆け上がる。全て放出せよと命令されたかのように……。

「ああ……出る」

 夏芽が両脚を俺の腰に回した。ニチャっという粘り気のある音のあと、俺は放出した。

 夏芽の中で……。



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