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一夜だけの恋人 〜妹の姫初め
第2章 デートに
「何だよ……俺が送ったメールじゃん」
「お兄ちゃん、これじゃあ、果たし状だよ。決闘の……」
夏芽の指先がスマホの画面を弾いて、その丸い目を細め白い歯を見せる。
「決闘? いい文章じゃん? 心がこもった……」
「ここで決闘するのかと思ったよ」
夏芽が手を拳骨にしてしてボクシングのようにパンチを出す。また、妹の白い歯が覗く。
「晩飯……?」
「コンビニおにぎりでいい……」
「コンビニの……」
♪石焼きいも〜♪
絶妙なタイミングで石焼きいも屋の軽トラが通りかかる。
「あ、焼き石焼きいも屋さん……、私、石焼きいもがいい」
「焼きいも……お前、太るぞ!」
「いいもん、太っても……」
結局、俺たちは夏芽と二人で駅の近くの公園のブランコに座って焼きいもを頬張った。
「ブランコって、こんなに小さかったんだ」
ブランコを漕ぐ妹の姿を後ろから眺めてた。自分の結婚式のために伸ばし背中まである長い髪を風になびかせる妹の後ろ姿を……。
「お兄ちゃん、これじゃあ、果たし状だよ。決闘の……」
夏芽の指先がスマホの画面を弾いて、その丸い目を細め白い歯を見せる。
「決闘? いい文章じゃん? 心がこもった……」
「ここで決闘するのかと思ったよ」
夏芽が手を拳骨にしてしてボクシングのようにパンチを出す。また、妹の白い歯が覗く。
「晩飯……?」
「コンビニおにぎりでいい……」
「コンビニの……」
♪石焼きいも〜♪
絶妙なタイミングで石焼きいも屋の軽トラが通りかかる。
「あ、焼き石焼きいも屋さん……、私、石焼きいもがいい」
「焼きいも……お前、太るぞ!」
「いいもん、太っても……」
結局、俺たちは夏芽と二人で駅の近くの公園のブランコに座って焼きいもを頬張った。
「ブランコって、こんなに小さかったんだ」
ブランコを漕ぐ妹の姿を後ろから眺めてた。自分の結婚式のために伸ばし背中まである長い髪を風になびかせる妹の後ろ姿を……。