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秘密のピアノレッスン
第7章 雨
食べ終えたお皿を二人で片づける。
カップは先生が持って、私はケーキのお皿とフォークを。
シンクの前で、先生の横顔を見上げながらスポンジに泡をつけた。
先生には「しなくていいよ」と言われたけど、このぐらいはしたいから。

強情な私に説得するのは諦めたのか、先生は私の隣に立ったままおしゃべりを始めた。

「もうすぐクリスマスだね」
「そうですね。飾り付けはしないんですか?」
「実家のレッスンルームの飾り付けは手伝いに行ったけどね」
「角川先生の容体は……」
「一度痛めると回復は遅いね。まあ、休み休み過ごしてるよ。口は達者だから大丈夫」
「ふふっ……」

フランクでいい親子関係だなぁ。うらやましくなっちゃう。
こんな素敵な息子さんに、佳苗先生のようなお母さんなら、楽しい家庭なんだろうな。

泡のついたお皿は、先生がお湯で濯ぐ。
二人でのお皿洗いは、嬉しい時間だった。


先生に勧められて、ふわふわの白いタオルで手を拭いた。
先生も「僕も貸して」と、私の手の上からタオルで水分を取った。

触れ合うとドキドキしてしまう。
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