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秘密のピアノレッスン
第9章 深み

恥ずかしい――。
先生がゆっくりと近づいてくる。
あ、あ、
キス、しちゃう。
唇が、先生の唇が……吐息が……私に……
……重なった。
何度も丁寧に唇が当てられる。
柔らかなキスが、何度も降ってくる。
先週、恥ずかしい襞を擽っていた先生の唇が、今は熱をもって、うっとりするようなキスをくれている。
先生は、大人の男の人なのだと感じさせられて、このキスがいけないことのように思えて。
このレッスンルームが……今日は、素晴らしく甘い空間に映る。
「力入れないで。唇、少し開けて……」
「ん……は、はい……んぁ」
先生の匂い、唇の柔らかさ。質感と温度。
唇の隙間からは、柔らかく温かな舌が、私の口内を探る。
ちゅるると卑猥な音がして、酸素を求めて唇を離した時、私と先生の唇に、銀色の糸が繋がった。
こんなエッチなキスを、先生と……。
もう、何がなんだかわかんない。いけない行為で頭がとろけちゃう……。
鼓動で胸がつぶれてしまいそうだ。
「ドキドキして苦しいです……」
「……僕も」
先生は、私の左手をそっと握って、自分の胸に押し当てた。
トクトクと、私と同じぐらい速く打つ鼓動が感じられて、「僕も同じ」と耳元で甘く囁かれる。
先生がゆっくりと近づいてくる。
あ、あ、
キス、しちゃう。
唇が、先生の唇が……吐息が……私に……
……重なった。
何度も丁寧に唇が当てられる。
柔らかなキスが、何度も降ってくる。
先週、恥ずかしい襞を擽っていた先生の唇が、今は熱をもって、うっとりするようなキスをくれている。
先生は、大人の男の人なのだと感じさせられて、このキスがいけないことのように思えて。
このレッスンルームが……今日は、素晴らしく甘い空間に映る。
「力入れないで。唇、少し開けて……」
「ん……は、はい……んぁ」
先生の匂い、唇の柔らかさ。質感と温度。
唇の隙間からは、柔らかく温かな舌が、私の口内を探る。
ちゅるると卑猥な音がして、酸素を求めて唇を離した時、私と先生の唇に、銀色の糸が繋がった。
こんなエッチなキスを、先生と……。
もう、何がなんだかわかんない。いけない行為で頭がとろけちゃう……。
鼓動で胸がつぶれてしまいそうだ。
「ドキドキして苦しいです……」
「……僕も」
先生は、私の左手をそっと握って、自分の胸に押し当てた。
トクトクと、私と同じぐらい速く打つ鼓動が感じられて、「僕も同じ」と耳元で甘く囁かれる。

