この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密のピアノレッスン
第9章 深み
恥ずかしい――。
先生がゆっくりと近づいてくる。


あ、あ、

キス、しちゃう。


唇が、先生の唇が……吐息が……私に……

……重なった。


何度も丁寧に唇が当てられる。
柔らかなキスが、何度も降ってくる。
先週、恥ずかしい襞を擽っていた先生の唇が、今は熱をもって、うっとりするようなキスをくれている。

先生は、大人の男の人なのだと感じさせられて、このキスがいけないことのように思えて。
このレッスンルームが……今日は、素晴らしく甘い空間に映る。

「力入れないで。唇、少し開けて……」
「ん……は、はい……んぁ」

先生の匂い、唇の柔らかさ。質感と温度。
唇の隙間からは、柔らかく温かな舌が、私の口内を探る。

ちゅるると卑猥な音がして、酸素を求めて唇を離した時、私と先生の唇に、銀色の糸が繋がった。

こんなエッチなキスを、先生と……。
もう、何がなんだかわかんない。いけない行為で頭がとろけちゃう……。
鼓動で胸がつぶれてしまいそうだ。

「ドキドキして苦しいです……」
「……僕も」

先生は、私の左手をそっと握って、自分の胸に押し当てた。
トクトクと、私と同じぐらい速く打つ鼓動が感じられて、「僕も同じ」と耳元で甘く囁かれる。
/209ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ