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秘密のピアノレッスン
第10章 18歳
先生の後ろを遠慮しながら歩いてリビングに進むと、コーヒーの香りが広がっていて、思わず深呼吸した。とてもいい香りで落ち着く。
先生は、「淹れてあげるよ」と、すぐに私の分のコーヒーを出してくれた。


それにしても……先生、いつもと違って、反応が鈍い。

「今日の分の仕事も終わらせようと思ったら、明け方まで時間掛かっちゃって……だらしない姿でごめん……」

先生は、ぼーっとしながらそう言って、テーブルでも寝ちゃいそうにしている。
あ。寝ぐせがついている。
とても貴重なラフな姿。カジュアルな先生はすごくかわいい。

「ドライブとか、連れてってあげたら喜ぶんじゃないかと思ってたんだけど……ごめん……」
「いえ、全然……」

一緒にいられるだけでいいんです、って、言いそうになったけど、私は、先生の恋人ではないし、謝ってもらう立場にもない。
先生がジャージ着てる姿を拝めただけでも嬉しい。

「……今、運転したらやばそうだから、コーヒー飲んで目覚ますよ。更紗ちゃんも、制服だと寛げないだろ?俺の服、何か着れるのがあるかも」

……俺?
俺って言う先生、はじめて。
手が届かないくらい大人の先生が、ちょっと親しみやすくなる。
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