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キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第4章 脱童貞! 宮本小次郎!!
「ん…」
漏れ出た吐息は俺のものか花楓のものか。二人の息が混ざり合ってもうよく分からない。恐る恐るだった舌の絡まり合いは、少しずつ積極的に相手を求めあう。
腕を相手の体に巻き付け強く抱き合って体温を強く感じ合いながら。お互いの心臓の鼓動を感じ合いながら。
きっと花楓の頭の中には昨夜のことが残っている。それを追い出そうとするかのように、きつくきつく俺の体を抱きしめた。
俺の花楓の中から嫌な記憶を吸い出そうと、強く舌を啜った。
「は…はぁ…」
長いキスから解放されて花楓が深く息をつく。俺はそれでもまだ花楓を求めた。顎の下に手を添え、また唇を重ねる。
パーカーの上からでも分かる背骨のラインを辿るように、俺の手が花楓の腰を撫でる。花楓も体を寄せて応じてくれた。
二人の間に隙間はなく、ぴったりと密着する体の間で花楓の胸が丸く潰れている。
頼りないほど細くくびれた腰に添えた右手を少しずつ上に滑らせていく。左手は花楓の背中。強く抱き寄せる。
右手は脇の下を通り、柔らかい膨らみに横から触れそうなところまで進む。
「ん…んん…」
俺の指先が胸に触れそうな気配を感じ、唇を塞がれたまま、花楓が身体をよじる。逃げそうになる体を抱き寄せ、そして俺はその膨らみに触れた。
「ちょ…キスしてって言ったけど…、こんなことまでしていいなんて、言って…ない…」
花楓の細い指が、胸に触れる俺の右手首を覆うようにふわっと掴む。
長年剣術を続けているのに、花楓の指は何でこんなに綺麗なんだろう。
「小次郎…」
「花楓…いい?」
俺の問いに花楓は怖がるように瞼を震わせた。
「優しくして…ね」
俺はこみ上げる想いを全て込めて頷き返す。
漏れ出た吐息は俺のものか花楓のものか。二人の息が混ざり合ってもうよく分からない。恐る恐るだった舌の絡まり合いは、少しずつ積極的に相手を求めあう。
腕を相手の体に巻き付け強く抱き合って体温を強く感じ合いながら。お互いの心臓の鼓動を感じ合いながら。
きっと花楓の頭の中には昨夜のことが残っている。それを追い出そうとするかのように、きつくきつく俺の体を抱きしめた。
俺の花楓の中から嫌な記憶を吸い出そうと、強く舌を啜った。
「は…はぁ…」
長いキスから解放されて花楓が深く息をつく。俺はそれでもまだ花楓を求めた。顎の下に手を添え、また唇を重ねる。
パーカーの上からでも分かる背骨のラインを辿るように、俺の手が花楓の腰を撫でる。花楓も体を寄せて応じてくれた。
二人の間に隙間はなく、ぴったりと密着する体の間で花楓の胸が丸く潰れている。
頼りないほど細くくびれた腰に添えた右手を少しずつ上に滑らせていく。左手は花楓の背中。強く抱き寄せる。
右手は脇の下を通り、柔らかい膨らみに横から触れそうなところまで進む。
「ん…んん…」
俺の指先が胸に触れそうな気配を感じ、唇を塞がれたまま、花楓が身体をよじる。逃げそうになる体を抱き寄せ、そして俺はその膨らみに触れた。
「ちょ…キスしてって言ったけど…、こんなことまでしていいなんて、言って…ない…」
花楓の細い指が、胸に触れる俺の右手首を覆うようにふわっと掴む。
長年剣術を続けているのに、花楓の指は何でこんなに綺麗なんだろう。
「小次郎…」
「花楓…いい?」
俺の問いに花楓は怖がるように瞼を震わせた。
「優しくして…ね」
俺はこみ上げる想いを全て込めて頷き返す。