この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第4章 脱童貞! 宮本小次郎!!
「ん…!」

 花楓の息が跳ねる。粘液に包まれた指を激しく動かす。

「待って…激しくされると…あうっ、痛い…っ!」

 痛みを訴える声に、俺ははたと動きを止めた。

「ご、ごめん…」

 はぁ、ふぅ…深呼吸のように花楓が大きく呼吸をする。胸が大きく上下に動く。

「大丈夫か…?」

 おろおろと問う俺の顔を花楓が両手で優しく掴む。

 くすり。小さな笑い声が聞こえた。

「情けない顔」
「ごめん、よく分からなくて…」
「優しくしてって言ったじゃん」
「ごめん…」

 くすくす。花楓が忍び笑う。

「小さい時から困った時はいっつも『大丈夫か』『ごめん』って」
「え…?」
「ごめん、より、ありがとう、が聞きたいな…」

 花楓の顔を見つめる。花楓が俺を見つめる。

「…花楓」
「…ん?」
「一緒にいてくれて、ありがとう…触れさせてくれて、ありがとう」

 俺を映す瞳に、みるみる涙が溜まっていく。

「うん…」

 硬く抱き合うと、お互いお体温が伝わり心臓の音が重なる。今の言葉で体だけでなく心まで重なった。そんな気がする。

 心と心が繋がる。

 絆。

 花楓の手が俺の熱くなったものをそっと包み込む。

「小次郎…挿れて…」
/227ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ