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キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第5章 特訓! 沙川花楓!!
「小次郎…」
「何?」
「あ、あのさ…特訓は仕方ないとしても、他にやり方ってないのかな…?」
「他のやり方って?」
「もっとさ、こう…違うふうな…」
「いや、でもさ」
いまいち特訓の仕方に納得がいっていないふうの花楓の言葉を遮る。
「さっき見てたんだけどさ、女の子の横では随分長い時間耐えられてたよね。一瞬でイったりしなかったよね」
「え…あ、うん…そうね」
「だからさ、やっぱりそういうことなんだよ」
「そういうことって?」
お菓子の入った袋を持った手でベンチを指さす。俺と花楓はそこに腰を落ち着けた。
「剣の稽古だってさ、自分一人でやるのも大事だけど誰かに見てもらって稽古するのも大事でしょ。自分じゃ気付かない癖を指摘してもらったり、じーちゃんの前でちょっと張り切ってみたら意外とコツを掴めちゃったりとかさ」
「うん…分かる」
「今回もさ、知らない誰かに見られてて、感じてるのを気付かれたくないっていうのが、いい方向に働いてるんじゃないのかな。多分、あの女の子がいなかったら、あんなに耐えられなかったんじゃないのかなって思うんだよね」
「そ、そうなの…かな」
反論しようにも既にそれを体で経験してしまった以上、花楓の反撃は力を得ない。
「そうだよ」
「てことは…こ、こんなのまだ続けるの?」
「続けるよ」
言われて花楓の頬が赤く染まる。エッチなことを考えたな!?
好機再び!
「あ、しま…あんっ!」
「声出しちゃダメだよ」
「だって、これ…んんっ!」
「人がたくさん歩いてるよ。変なふうにしてると怪しまれるよ」
ひっと息を吸い、花楓が顔を上げる。目の前を中学生くらいの女の子達が楽しそうに笑いながら通り過ぎる。駄菓子屋にいた女の子くらいの子供を連れた家族もいる。
「何?」
「あ、あのさ…特訓は仕方ないとしても、他にやり方ってないのかな…?」
「他のやり方って?」
「もっとさ、こう…違うふうな…」
「いや、でもさ」
いまいち特訓の仕方に納得がいっていないふうの花楓の言葉を遮る。
「さっき見てたんだけどさ、女の子の横では随分長い時間耐えられてたよね。一瞬でイったりしなかったよね」
「え…あ、うん…そうね」
「だからさ、やっぱりそういうことなんだよ」
「そういうことって?」
お菓子の入った袋を持った手でベンチを指さす。俺と花楓はそこに腰を落ち着けた。
「剣の稽古だってさ、自分一人でやるのも大事だけど誰かに見てもらって稽古するのも大事でしょ。自分じゃ気付かない癖を指摘してもらったり、じーちゃんの前でちょっと張り切ってみたら意外とコツを掴めちゃったりとかさ」
「うん…分かる」
「今回もさ、知らない誰かに見られてて、感じてるのを気付かれたくないっていうのが、いい方向に働いてるんじゃないのかな。多分、あの女の子がいなかったら、あんなに耐えられなかったんじゃないのかなって思うんだよね」
「そ、そうなの…かな」
反論しようにも既にそれを体で経験してしまった以上、花楓の反撃は力を得ない。
「そうだよ」
「てことは…こ、こんなのまだ続けるの?」
「続けるよ」
言われて花楓の頬が赤く染まる。エッチなことを考えたな!?
好機再び!
「あ、しま…あんっ!」
「声出しちゃダメだよ」
「だって、これ…んんっ!」
「人がたくさん歩いてるよ。変なふうにしてると怪しまれるよ」
ひっと息を吸い、花楓が顔を上げる。目の前を中学生くらいの女の子達が楽しそうに笑いながら通り過ぎる。駄菓子屋にいた女の子くらいの子供を連れた家族もいる。