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キズナツナグモノガタリ ~誠の男と性の少女~
第1章 『蘇った者』
 ごくり。

 喉を鳴らしたのは俺か花楓か。

 俺達も人を寄せ付けないための結界を張ることはある。
 例えばそこだけ道を暗くする、人間が生理的に嫌がる匂いを立ち込めさせる。不愉快な音を薄く低く流し続ける。そして誘導したいほうの道は明るく安全に見せる。そうすれば人はそちらの道を選ぶ。

 さっきも言ったばかりだが、忍の術は魔術や妖術とは違う。蓋を開ければきちんとネタがある。

 しかしこの男は剣気だけでそれをやっている。
 それは通常考えられることではない。並みの剣客には絶対に無理だ。

「儂は新選組局長、近藤勇という。少年、名は?」
「み、宮本小次郎…って、え?」

 引き込まれるように思わず名乗ってしまって、俺は驚く。

 新選組局長近藤勇。言わずと知れた歴史上の超有名人だ。
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